バカテス
□僕と転校生と未知なる世界
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長かった夏休みも、終わって久しぶりに皆の顔を見た。
「おはようー秀吉」
「ぉお、明久よ。ようやく来たか、待っておったぞぃ」
なんだか夏休みに何度か会っているはずなのに
すごく会うのが久しぶりな感じがする。
秀吉は、その笑顔で夏休み明け登校初日の僕の疲れを癒してくれた。
「ん?ところで、皆。何か様子がおかしいけど、なにかあるの??」
「・・・・転校生」
ムッツリーニがいつの間にか現れた
「おはよう、ムッツリーニ。ところで、転校生って??」
「・・・・・・噂だけど、このFクラスにくる」
「ああ、Fクラスにくるらしいな。学校中で噂になってる」
また、いつの間にか雄二も現れた。
Fクラスに来るくらいだから、きっと男子なのだろうな・・・
僕は少々、残念がっていると
「ここに来る前に、その転校生を一瞬だったが見たぞ。」
「ワシも廊下で、すれ違ったのぉ」
「・・・・女子だった(ブバァッ)」
ムッツリーニの顔面は一瞬にして、血の海となり果てた。
「ど、どうしたのっ!?ムッツリーニィィィ!?
鼻血と同時に衝撃的な事実が飛び出したよ!?」
「ん?女の子なの!?」
驚いた・・・
うーん・・そう言えば、さっきから雄二は目を開かないな
しかも、雄二の後ろの方で
霧島さんのような声が・・
『浮気は許さない』って、きこえるような・・
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