toybox・school

□アヴィス学園
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第1話

「お前等………っ!」

いい加減にしろっ!!
今日も平和だギルがキレる。






キョロキョロと辺りを見回してみる。

オズ君は堂々とマンガを読んでいて、アリスは早弁中、シャロンはティータイム中で、リーオ君は読書。エリオット君はギルバート先生と共に苛々。エコーちゃんは何故か物差しを握っていて、私はと言うと・・・・・・この光景を眺めているだけだった。



「・・・無駄だと思いませんか?ミウさん」

「え・・・あ、・・・そうですね。シャロ・・・・・・」

普通に名前を呼ぼうとしたら満遍の笑み。

「・・・ンお姉様・・・」

「はい。ミウさん」

先程とは違う笑み。

「・・・あら」

「・・・?」

「授業が終わってしまいますわ」

そう言って、シャロンは紅茶を飲んだ。






「いやぁ〜。大変でしたネ。ギルバード先生"〜?」

シャロンとブレイクと共に廊下を歩いていると、向こう側からギルバート先生が来た。
良い獲物を見付けた。
そう言わんばかりにブレイクはギルバート先生にちょっかいを出した。

「・・・五月蝿い」

それを鬱陶しそうに払う先生。

「オヤ。釣れないですネ。何デスカ〜?もしかして、不貞腐れてます?」

「別にオレは不貞腐れてなどいない。・・・そうだ。ミウ」

「はい?」

「レイムが探していたぞ」

「レイム先生が? ・・・・・・・・・あ」

私はレイム先生とある約束をしていた事を思い出す。けれど、今レイム先生の所に行ったら、ブレイクの授業(放置プレイ中)に出席出来ない・・・。

どうしよう・・・

1.このままブレイクの授業に出る。

2.レイム先生の約束の方が大事!

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