toybox・school
□アヴィス学園
1ページ/1ページ
第1話
「お前等………っ!」
いい加減にしろっ!!
今日も平和だギルがキレる。
キョロキョロと辺りを見回してみる。
オズ君は堂々とマンガを読んでいて、アリスは早弁中、シャロンはティータイム中で、リーオ君は読書。エリオット君はギルバート先生と共に苛々。エコーちゃんは何故か物差しを握っていて、私はと言うと・・・・・・この光景を眺めているだけだった。
「・・・無駄だと思いませんか?ミウさん」
「え・・・あ、・・・そうですね。シャロ・・・・・・」
普通に名前を呼ぼうとしたら満遍の笑み。
「・・・ンお姉様・・・」
「はい。ミウさん」
先程とは違う笑み。
「・・・あら」
「・・・?」
「授業が終わってしまいますわ」
そう言って、シャロンは紅茶を飲んだ。
「いやぁ〜。大変でしたネ。ギルバード先生"〜?」
シャロンとブレイクと共に廊下を歩いていると、向こう側からギルバート先生が来た。
良い獲物を見付けた。
そう言わんばかりにブレイクはギルバート先生にちょっかいを出した。
「・・・五月蝿い」
それを鬱陶しそうに払う先生。
「オヤ。釣れないですネ。何デスカ〜?もしかして、不貞腐れてます?」
「別にオレは不貞腐れてなどいない。・・・そうだ。ミウ」
「はい?」
「レイムが探していたぞ」
「レイム先生が? ・・・・・・・・・あ」
私はレイム先生とある約束をしていた事を思い出す。けれど、今レイム先生の所に行ったら、ブレイクの授業(放置プレイ中)に出席出来ない・・・。
どうしよう・・・
1.このままブレイクの授業に出る。
2.レイム先生の約束の方が大事!
.