神話パロシリーズ

□ピグマリオン
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配役は
ピグマリオン…竹谷
ガラテア…久々知
アフロディテ…鉢屋
です。竹谷は王様です。久々知は竹谷の理想です。ガラテアとアフロディテは女ですが、デメテル同様の書き方で行くのでnot女体です。









昔々、三郎と言う美と愛を司る女神が生まれた時に最初に流れついた島がありました。
そこはキプロス島と呼ばれ、三郎崇拝が盛んな場所でありました。
その王八左ヱ門は、優秀な彫刻家でもありました。


「王の彫刻は素晴らしいわ〜」
「本当に惚れ惚れするわね」
「こんな、人が現実にいればいいのに…」
など、本当に彫刻は素晴らしいものでした。

しかし、キプロス島にはアフロディテの罰を受けて、性欲の虜になった女性達が住み着いていました。


「王様、私と交わって下さらないかしら?」
「何を言うの!私よ!」



彼女達の振る舞いや姿のせいで、現実の女に失望した八左ヱ門は、想像の中の「理想の人」を彫刻て作り初めました。


出来た彫刻はとても美しい人でした。大理石の輝きによってそれはより一層美しく見えました。

「嗚呼、こんな奴がいたらな…」

八左ヱ門は呟きました。
この人物が本当にいたら良いなと…。

「誰か、【兵助】を本当の人にしてくれないだろうか…」

八左ヱ門は兵助が人になることをずっと願い続けました。




「嗚呼、親愛なる三郎様、どうか、兵助を人間にして下さい」




八左ヱ門は毎日、毎日願い続けました。
麗しの兵助が人間になって欲しいと願い続けました。



これを見兼ねた三郎は
「…あまりにも不憫にみえてくるな。まあ、理想の人間くらい叶えても良いか。まあ、あいつが愛し続ける事辞めなければの話しだけど」
と言うと三郎は呪文を唱えました。



すると兵助の像が突然、光始めます。
「な、なんだぁ?!」
八左ヱ門は凝視すると兵助が現れました。
それも大理石の像ではなく、美しい人として、
「へ、兵助…?」
「やあ、八左ヱ門。君が願ってくれたから、俺は人間になれた。ありがとう。君がこんな石像の俺何かを愛してくれて」
と言うと、兵助はふわりと微笑みました。あまりの美しさに八左ヱ門は言葉がでなかったそうです。

それから、八左ヱ門は動き出した。兵助をすぐに妻として迎えました。

そして、八左ヱ門は小さな男の子の像を作ると兵助がその像にキスをしました。
するとその石像は人になり動き出したのです。八左ヱ門と兵助は、その子を息子にし、三人とも末永く幸せに暮らしたそうと言います。

END






デメテルより短くなってしまいました。兵助が良い役でした。
はっちゃんを幸せにしたかったんです。
次は文留でアルテミスか、鉢勘でエロスとプシュケの話にしようかと思います。どっちが先か分からないですが。

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