薄桜鬼
□私立薄桜学園物語
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ー序章ー
愛する人が私をおいて一人旅だってしまった。
?:「君を一人にしてしまう。」
彼の言葉がまだ耳に残っている。
会いたい・・・・もう一度あなたに会いたい。
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時は平成○○年 ×月△日
平助:「千鶴!大丈夫か?後もう少しで校門だ!」と言いながら私の前を走る平助君。
しかも私の左手をしっかり握ったまま。
千鶴:「走るの遅くてごめんね。」足の遅い私はその後ろで息を切らしながら走る。
平助:「何言ってんだよ!そんなの気にすんなっ」
優しい平助君は私を励ましてくれた。
千鶴:「でも・・・・・」遅刻してしまったら風紀委員の一君と薫兄さんに見つかって、土方先生に言われてしまう。
平助:「千鶴?どうし・・?」
?:「何してんのさぁ二人とも」
平助:「わっ総司」お前も遅刻か!
千鶴:「あっ!沖田先輩おはようございます。」ペコリ
沖田:「千鶴ちゃん!」ニッコリと笑顔で笑う。
沖田:「それより・・・平助いつまでそうしてるつもりなのかなぁ?」ガシッと平助君と繋いでいた手をつかまれて握っていた私の手を離された。
顔は笑顔のままで・・・逆にとても恐ろしかった。
沖田:「さっ千鶴ちゃん行こっか」と言って沖田先輩は私の手を握って走り出してしまった。
平助:「だぁーーー総司お前ぇ!!」叫びながら平助君も走り出す。
結局私たちは時間までに学校につく事が出来なく風紀委員二人に捕まってしまった。
薫:「また君らか!!」呆れたように嘲笑う
斎藤:「本当に何度いえばわかる!!」
千鶴:「すみません。」
斎藤:「雪村は気にするな。お前が悪いとは思っていないが・・・遅刻が続くと厄介だぞ!!」しかも他人のせいでなっ!と平助君と沖田先輩の方を見る。
薫:「なんなら朝は僕と行こうか!?」
沖田:「何言ってんのさっ、千鶴ちゃんは僕と行くんだけど」と私の腕をギュッと掴む
斎藤:「何を言っている総司。お前は遅れてきてるではないか!!」
沖田:「だから?何?」素っ気無く答えた。
斎藤:「だからお前だと・・・」急に喋るのを止めた。
?:「お前らいい加減にしろよっ!いつまでそこにいるつもりだぁ!!」
雷が落ちた。
ーーーーー土方:「ったく!!またお前らか」
今日で何度目だ!
沖田:「いいじゃないですかぁ〜授業にはきちんと出てるんですから。」堅いこといってさ
平助:「そうだよー」
土方:「てめぇーら」イライラ
沖田:「あれ〜イライラしてるんですか!?カルシウム足りてないんじゃないんですかぁ??」
土方:「・・・・総司ィ!」イライライラ
千鶴:「ごっ、ごめんなさい。ちゃんと遅刻しないようにきょうつけます。」シュン
土方:「お前は悪くねぇーよ。千鶴」
沖田:「あれ?土方先生千鶴ちゃんには優しいですねぇーひょっとして・・・」
土方:「俺は本当のことを言ったまでだ」イライライライラ
原田:「土方先生一時間目の授業始まっちまうぜ!!」
土方:「チッ・・・しかたねぇ明日は遅刻すんなよ!いいな!!」
沖田:「はぁーい」
平助:「ああ、任せとけって」
千鶴:「はい。」
だが次の日も、もちろん私たちは遅刻した。