稲妻(11&Go)
□真冬の天体観測
1ページ/2ページ
こうこうと銀河のように輝いている真冬の夜空
どの季節も星空はとても綺麗だが、特に真冬の
星空は美しいと思う。
空気が透き通っていて、余計にキラキラと見える。
今、私たちはとある山に来ている。
私がどうしても星が見たいといって、風介に連れて来てもらったのだ。
名無しさん:「ハァ〜綺麗。」
私はついうっとりとして星空を見上げていた。
風介:「・・・・名無しさん寒くないか?」
と彼は私に聞いてくる。
名無しさん:「えっ!?・・・寒いかな?」
私はそんな事を考えていなかったから、どう答
えようか迷ったが一応答えた。
風介:「そうか・・・。」
すると彼は私の左手をギュッと握ってポッケの中に入れた。
ただ何も言わずにそんな事をされた私は、
何をされたのかと分からなくてポカーンとしていたら
彼は耐え切れなかったのか急に顔を赤くした。
風介:「・・・・嫌だったか?」
名無しさん:「!!嬉しい、ありがとう風介!!へへ//」
と私も嬉しくて顔を赤く染める。
風介:「星・・・綺麗だな。」
名無しさん:「うん、来て本当に良かった!連れて来てくれて、ありがとう風介。」
と私は風介に抱きついた。
風介:「!!・・・そんなに喜ばれるとは思わなかった。」
彼は私を強く抱きしめた。
風介:「冷たい!!・・・こんなに体を冷やしたら風邪をひいてしまうじゃないか!!」
彼は優しく私に言う。
名無しさん:「それは風介もだよ」と私たちは
クスクスと笑いあう。
風介:「愛しているよ名無しさん」と彼は冷たくなった私の唇に触れる。
名無しさん:「もう//風介!!」と私は顔を真っ赤にする。
風介:「その顔も好きだよ。」
と彼は私の耳元でボソッと呟いた。
●●真冬の天体観測●●
(あ!!見て風介!流れ星)
(こんな顔誰のも見せたくない)
(何を願ったのだ?)
(え!・・・・・言わなきゃ駄目///)
(私にはいえないことか?)
(ちっ、違うもん、私はただ・・・風介とずっとずっと一緒にいられますようにって願っただけ!!)
(君は馬鹿か?そんな当たり前のことを)
(!!そっ、そうだね//)
(ああ、可愛いそんな顔も)
〜Fin〜