稲妻(11&Go)
□雪降る恋
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シンシンと雪がグランドに積もっている。
名無しさん:「ねぇ〜吹雪」
吹雪:「んっ?何」
名無しさん:「綺麗だね雪。」
吹雪:「そうだね。」
私は吹雪の肩に頭を乗せてよっかかる。
名無しさん:「吹雪のにおいがする。」
いいにおいと言って、私は頭を上げて抱きつく。
吹雪:「名無しさんの頭に少し雪が付いているよ。」
と言って彼は優しく私の頭に付いている雪をはらってくれる。
名無しさん:「ありがう」とニッコリと笑う。
名無しさん:「そろそろ戻らないと円堂君たち心配するね」と私は吹雪に声をかける。
吹雪:「・・・・体も冷えるし戻ろうか」
彼は立ち上がり私の目の前に手を差し出す。
私はその手を借りて立ち上がる。
そして、一歩吹雪より前に出て私は言う
名無しさん:「大好きだよ、吹雪!!」
すると同時に17時の鐘が街から鳴るのが、聞こえた。
私は恥ずかしくなり吹雪に背を向けて歩き出そ
うとしたら、不意に吹雪に抱きしめられて唇が
触れ合った。
名無しさん:「!!・・・吹雪!!!」
私は驚きのあまり目を見開いたまま吹雪を見る。
吹雪:「士郎だよ」と微笑む貴方
名無しさん:「・・・・士郎///」
吹雪:「顔、赤いね」と可愛いと笑う君
私はすっかり心(ハート)を彼に掴まれてしまった。
(僕のほうがもっと君に惚れてるけどね)
●雪降る恋●
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