稲妻(11&Go)
□夏よりあついも(佐久間)甘
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ミーンミンミンミン、ミーンミンミンミン
「うるさァーい!!」と私は思いっきり木をける
ドカッ
ジジジジ………セミは驚いたのかどこかに飛んでいってしまった
「あぁ〜暑い、暑い、暑いぃー!!!」
源「さっきからそれしか言っていないか?」と源田が声をかけてくる
「なんでそれしか言わないかって、暑いからに決まってんじゃん!!」
「あぁ〜はいはい」とスポーツドリンクを私に渡してくれた
なんでこんなにクソ暑い夏休みまで、サッカーの練習をするの帝国学園は!!
まぁーそんなの承知で入ったんだから当たり前だけど……でも
「ありえなーい」と足をジタバタさせる
「まあ、まぁ落ち着けよ」
鬼道「おいっ、そろそろ練習再会するぞ!!」とわざわざ教えに来てくれた。
チッこんな炎天下じゃ死ぬよ鬼め!!
「何か言ったか名無しさん」とかなり先を歩いていた鬼道は後ろを向く
「いいえ何も」心読んだー怖ェー
そんなことを思いながら仕方ないと立ち上がりグランドに歩いていく
「大丈夫か?名無しさん」
こんな私を見かねて心配してくれる優しい奴が
いる←俺も一応心配したんだけどBy源田
そんな貴方に私は実は片思い中………絶対自分からは言わないけどね
「ありがとう佐久間」と抱きつく
「おっ、おい!!」
「その優しい佐久間君にお願いがある。涼しい所に連れてって」とお願いのポーズをとる
「えっ!?」
「場所は水族館だよ?ペンギンさんいるよ?」と
上目遣いをしてみる
「なっ、ペンギンさんって」
「ありがとう!連れてってくれるんだね」
「えっ……あぁ」つい流れにのってしまった
「!!………本当に!佐久間君って神だよ!結婚して!!」
あ!最後に本音が漏れてしまった
「なっ……結婚!?///」
「それじゃあ鬼道!私達午後からデートがあるんで、サイナラ」と手を振る
「おいっ!!お前ら」と後ろから鬼道の声が聞こえたけど勿論無視
「………名無しさんでっ、デートって!?」
「え?あぁ〜そうした方がいいかなって」
明日鬼道にあんまり怒られないかなと思ったのもあるけど………本当は好きだからなんだけどのね
「………俺は……名無しさんの事が好きだから簡単な気持ちでは、行きたくないんだ!!」
「さっ、さっ、佐久間君今なんて!?」
私はあまりにも急な事で今の状況に頭が追いつかない
「だから名無しさんの事が好きなんだ!!///」
「ゥソー……私も好きなの……です///」
日本語おかしい、恥ずかしい
「!!良かった!大好きだ名無しさん愛してる」と佐久間は私を抱きしめる
「なっ///」私はこういったものに非常に弱い
「顔真っ赤だな」
「………言わないで」いつの間にかに暑いのが消えてしまったが、今は別な意味で熱い
☆FIN☆
(昨日の事なんだが)
(んっ?あぁー次郎とのデートの事?)
(あぁ、そうだ)次郎?
(行ったよ!水族館!皆にお土産もあるよ)
源(本当に行ったのかよ!!)
(……………)
(鬼道?そうだけど……もしかして源田君羨ましいのか!!)
(お前鈍感だなっ)
それから鬼道さんは丸一日使いものになりませんでした。