短編とリクエスト

□妹溺愛兄
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「にぃちゃんおはよー!」

「おはよう無無」





年の違いは17歳差。
現在21歳の俺には4歳の妹がいる。





「だっこー」

「はいはい」





これがびっくりするぐらい可愛い。
ロリコン?なんとでも言え。
この子が





『おにぃちゃんのふれんちとーすとおいしぃー!』





なんて言って口いっぱいに頬張りながら笑った時は死ぬんじゃないかと思うんだから。





「ほら、早く幼稚園に行く準備するよ」

「そうだ!無無ね、きょうシズくんとデートなの!」





シ ズ く ん と デ ー ト ?
それを聞いた瞬間握っていたリモコンが破壊されたのは見なかったことにしよう。
まさか天敵であるシズちゃんとデートなんて…。
聞き間違いであることを祈りながら無無はニコニコとしながら話を続ける。





「無無と一緒のおなまえでねぇ、おりはらしずおっていうの!シズくんすっごくやさしいんだよ?」





おりはらしずお!?
平和島静雄じゃないだけマシだが、
……………最悪だ。
世の中にそんな名前が存在しているなんて。





「……で?無無はそのシズちゃんのこと好きなの?」

「??…シズちゃんはへいわじましずおでしょー?シズちゃんも大好きだけどシズくんも大好きだよー」





W静雄………。
あとでシズちゃんの方をからかいにいこう。
なんかムカつくから。





「きょうは幼稚園のなかでデートなの!だからかみの毛かわいくしてー?」





あぁもう!可愛いから許したくなっちゃうよ!

言われた通り髪をいつもよりオシャレにまとめ、ピンク色の服を着せる。
あ、スカートが短すぎるな。
やっぱり水色のスカートの方にしよう。





「シズちゃんにシズくんかぁ……お兄ちゃん居場所ないなぁ…」





ガクッと肩を落とせば、無無が何故か不思議そうな表情で俺を見ていた。
そしてたったと駆け寄ってくるとぎゅっーと首に抱き着いてきた。





「いちばんはおにぃちゃんだよー!無無おにぃちゃんがいちばん好きー!大好きぃ!」





人生最大の至福とはまさにこの事。
きっと今俺、すごくだらし無い顔してると思う。





「お兄ちゃんも無無が1番だよ」

「えへへー。お揃いだねっ」





その日、一日中機嫌が良かった俺は波江さんから
『気持ちが悪い』と言われ

からかいにいったシズちゃんから
『いつも以上にうぜぇ!!』と言われ

帝人くんからは
『臨也さん…………もう情報屋を辞めてみては…?』


……と何故か散々非難を浴びた。










end...
>内容カオスww
 臨也のキャラ崩壊は書いてて楽しい!笑
 
 

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