特別企画作品
□僕の意地悪
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「ねえ、気持ちいい?」
うつ伏せになっている君の身体に跨がって、僕は君の気持ちいい所を探ってる。
「ぁ、そ…こぉ……」
ぐっと指先に力を入れると君の口からそんな声が漏れてきた。
「ここ?」
ぐいぐい其処を押してみれば身体を捩りながら君は上気した顔を少し後ろに向けた。
「沖田…さ…、そこ……ぃいッ!」
なんて顔を僕に見せるの?
このまま襲いたくなっちゃうよ。
たまには疲れた身体を解してあげようと思って、君の堅くなった小さな背中を揉み解してあげてるっていうのに。
やっぱり慣れない事するんじゃなかったな。
うん。止めよう。
僕はそのままの態勢で、君の背中へ覆い被さった。
君が着ている物を肩から降ろし、胸を窮屈に縛り付けている晒しの上から微かに膨らんでる二つの膨らみを両手いっぱいに揉みしだく。
「ぁ、や…ん……」
晒しの上からでも分かる位にその先端が主張しだす頃には、僕の下半身は我慢出来ずに飛び出した。
直ぐにでも君の中へと挿し込んでしまいたい衝動を何とか抑え、君の耳元へと唇を寄せる。
「ねえ。もっと気持ち良くなりたい?」
僕がそう囁けば、君はいつもこう答えるんだ。
「もぅ…意地悪……言わな…いで……」
はぁ。
可愛い。
だから意地悪もしたくなっちゃうんだよね。
「じゃあ、僕も一緒に気持ち良くして。」
そう囁いて君の身体を仰向けにさせれば、目を潤ませ僕を見つめる君。
そんな顔…僕にしか見せないで。
誘われるように君の唇へと僕の唇は吸い寄せられて、重なった途端に深く…深く…お互いの気持ちを確かめ合うように繋がる。
誰にも渡さないよ。
こんな気持ちになったのは初めてで、どうしたらいいのか分からないんだ。
だから……
君につい意地悪したくなっちゃうんだよね。
でも、これが僕の愛情表現なんだ。
意地悪…って言われてもいい。
だって僕は知ってるよ。
僕の意地悪を君が好きだって事。
ちょっと焦らしちゃった時の君って…
凄く気持ち良さそうだし。
それに……
凄く厭らしくて興奮するよ。
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