捧げ物

□やきもちもっちん
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月「くーろこー」


黒「なんですか伊月先ぱ…わっ」


月「うわっ、黒子の髪ふわふわで柔らかいんだけど!」


黒「そうですか?…ありがとうございます」


月「気持ち良すぎるってこれ、あーもうずっと触ってたいんだけどー」


黒「…伊月先輩の髪のがさらさらですよ」


月「…ありがと?何か黒子に褒められるの嬉しいかも」


黒「シャンプー何使ってるんですか?」


月「んー、い○髪?」


黒「使ったことないですね」


月「え、マジで?あれ凄い良いよ、おすすめ」


黒「使って見たいです」


月「じゃあ今日、俺の家来ちゃえよー。泊まってって良いし」

黒「え…、悪いですよ」


月「気にしなくて大丈夫」


黒「…じゃあ、お邪魔します」














伊月と黒子が仲良く会話をしてるとき、それを見ている者が2人ほどいた。


2人は殺気とも言える視線を、伊月と黒子に向けていた。






日(何だよアイツらマジありえねえ!特に伊月!…俺ってもんが居ながら黒子を家に呼ぶとかなんだよ!あー、いらつく。いらいらいらいらいら。シャンプー使うって事は一緒に風呂入んのか?…ぜってー認めねぇ!伊月が俺以外の奴と風呂入るとか一緒のベッドで寝るとかマジふざけんな!まず、髪触ってる時点でありえねぇ。黒子の野郎…ちょっと伊月に優しくされたからって調子乗りやがって…!もうこれはあれだな、一年のメニューを2倍……いや、5倍ぐらいにしねぇと気が済まねー!)







一人目は日向。

声には出さないでいるが、心の中で考えてることが部員達には大体予想できているだろう。


だってほら。
眼鏡の奥の瞳が大変なことになってるもん。





そして、もう一つの視線は…、










火(…黒子!?…俺が髪さわるとキレる癖になんで伊月先輩にはさわられて喜んでんだよ!?しかも髪触り返してやがる…!俺の髪すら触ってくれねぇのに…。つーか、なんで伊月先輩は黒子をピンポイントで見つけられてんだよ…。俺だって見つけるのに苦労してんのに…!くそっ、鷹の目さえあれば!)





火神だった。

鷹の目が欲しいと喚くバカガミは、もう手遅れだろう。


多分黒子は鷹の目を火神がゲットしたとしても、態度が変わることは無いと思う。

だってバカガミだもの。










そんなわけで。


バスケ部の中で、以外にも仲が良い二人が楽しそうに会話をしているのを見つめていたのは、日向と火神であった。




そして日向は伊月の
火神は黒子の


それぞれの恋人であった。




浮気をされてるわけでも無いのに、日向と火神の嫉妬は凄い。

凄いと言うか、醜い。





そんな醜いまでの嫉妬を見せる二人がとる行動は一つ。













火「伊月先輩、俺も泊まります!なっ黒子!」


日「おい伊月!一緒に風呂入ろうぜ!」


黒、月「「断る(ります)」」
















((好きだから、嫉妬ぐらいしちゃうんだ))
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