黒バス2

□ハトサブレ
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「準備は良いか?」


「準備完了です!」


「よし、もう一度確認するぞ」

「いえっさーっ!」




昼休み。

俺とコガは部室に集まった。


いつもなら皆で屋上だけど、今日は部室で二人。



なんでかと言うと、皆に聞かれたらヤバい話があるから。


ヤバいって言っても、学校に火をつけるとか犯罪的な話じゃないからね。



ただ、ある人物に聞かれちゃダメな話。

聞かれたら、それはこの作戦の失敗と同じだろう。





「まず、ターゲットが来たらどうする?」


「はっ!水鉄砲(目薬入り)を目に入れ、視界を奪います!」

「視界を奪ったら?」


「すかさずメガネを奪いとります!」


「そして?」


「そっこーで逃げるでありますっ!」


「よし!合言葉は!」


『日向の本体はメガネ!(多分)盗んで走って逃げ切ろう!』







「小金井隊員…!」


「伊月隊長っ…!」


「作戦開始だ!無事を祈る!」

「いえっさーっ!」




こうして、俺らの戦いは始まった。


制限時間は部活が終わるまで。
勝利条件はメガネを奪い、部活が終わるまで逃げ切ること。


敗北条件は日向に捕まる。



多分、捕まったら俺らは大変なことになる…。





それをわかっていても、俺達はやる。


この世にはダメだとわかっていても、やらなきゃいけないことがあるんだ!







とりあえず、昼休みは時間が無くて何も出来ないので、俺らは教室に戻った。

狙いは部活開始直前だ!
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