黒バス
□クレープ
1ページ/2ページ
『日向、遊園地行かない?』
いきなり、伊月からメールが来た。
は?今からか?
確かに今日は部活休みだけど、行きなり遊園地行こうとか言われても戸惑うだけだ。
『今からか?』
とりあえず、普通に疑問を返してみた。
ピロロン♪
『当たり前。10時駅集合ね』
おい、まて!
行くことは決定なのか!?
つか時間まであと1時間しかねぇし!
あぁもう!
急がねーと遅れる!
アイツ遅れたら何すっかわかんねぇし…!
ちっ!休日返上だ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「はぁっ…!はぁ…!」
只今、9時56分。
俺は急いで着替えて、メシくってチャリ飛ばして待ち合わせより早く駅についた。
それはいい。
さすがだろ、としか言いようがねぇ。
だが…。
「なんでアイツは来てねぇんだよ!」
おかしいだろ!?
呼び出したアイツがなんで来てねぇの!?
普通、先に来てるもんだろ!
「あ、日向来たんだ」
「!?」
はぁ…とため息をつこうとしたとき、ヤツは現れた。
時間は10時ジャスト。
「さっすが俺じゃない?時間ピッタリ」
「だアホ!人呼びつけたなら5分前には来てろよ!」
「今時5分前行動なんて流行んないよ」
ほら、電車来ちゃうからいこ。
そう言って伊月は手を引っ張っていった。
…男同士(付き合ってるけど)なのに手繋いでていーのか?
周りの目とかコイツは気にしねーのか…。
嬉しいけどよ…!