黒バス


□クレープ
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『日向、遊園地行かない?』


いきなり、伊月からメールが来た。

は?今からか?


確かに今日は部活休みだけど、行きなり遊園地行こうとか言われても戸惑うだけだ。


『今からか?』


とりあえず、普通に疑問を返してみた。



ピロロン♪

『当たり前。10時駅集合ね』



おい、まて!
行くことは決定なのか!?

つか時間まであと1時間しかねぇし!


あぁもう!
急がねーと遅れる!

アイツ遅れたら何すっかわかんねぇし…!

ちっ!休日返上だ!







 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





「はぁっ…!はぁ…!」


只今、9時56分。

俺は急いで着替えて、メシくってチャリ飛ばして待ち合わせより早く駅についた。


それはいい。
さすがだろ、としか言いようがねぇ。

だが…。


「なんでアイツは来てねぇんだよ!」



おかしいだろ!?

呼び出したアイツがなんで来てねぇの!?
普通、先に来てるもんだろ!




「あ、日向来たんだ」



「!?」



はぁ…とため息をつこうとしたとき、ヤツは現れた。

時間は10時ジャスト。



「さっすが俺じゃない?時間ピッタリ」


「だアホ!人呼びつけたなら5分前には来てろよ!」


「今時5分前行動なんて流行んないよ」


ほら、電車来ちゃうからいこ。
そう言って伊月は手を引っ張っていった。

…男同士(付き合ってるけど)なのに手繋いでていーのか?
周りの目とかコイツは気にしねーのか…。


嬉しいけどよ…!
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