黒バス


□カスタードプリン
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コガー!
バラしちゃったの!?


…まぁ俺も、コガが好きって言うチャンスがないって言ってたの水戸部にバラしちゃったけどさ……。














「だいすき!」


いーなぁコガ…。

水戸部に言えたじゃん…。



俺なんて日向から逃げてきちゃったし…。

だって…


「日向が…」

「俺がどうかしたか?」

「うわっ!」


ひゅ、日向!?
ヤバい!!
怒ってるよ絶対!

逃げてきちゃったし!


「な、なんでもない!」


「つーかオマエさっき逃げたよな?」


怒ってる…!
目がマジだもん!

だって…
仕方ないじゃん…


「…寂しがってるの、バレちゃって平然としてられるわけないじゃん…!」


「だからって逃げるこたぁねーだろ!?」


「うっさい!恥ずかしかったの!」


そりゃ日向をおいて逃げたのは悪かったけど、恥ずかしかったんだからしょうがないじゃん!

「…!」


あれ?

日向黙っちゃったんだけど…。

ヤバい。
本気で怒ってるのかも…。



「わっ!」



いきなり抱き着かれた。

え?何?どうしたの?


…ちょ、痛いって。



「日向、痛い!」



痛いといったにも関わらず、更に強く抱きしめる。

ホント痛いって!


「伊月…」


「な、なに?」


「寂しく、なくなったか?」


…へ?

つまり、抱き着いたのは…、


「俺が寂しがってるから抱き着いたの?」


「悪いかよ」


顔を赤くして言う日向。

なんだよ…。
なら、そうと言ってくれればいいのに。

嬉しい…じゃん…。


「あり、が…と」


「お、おう…」



ちょっと気まずいような優しいような空気が二人の間に流れた。


多分、俺も日向も赤い顔をしていて。

どっちからも離れようとはしてなかったんだと思う。


だって、寂しかったぶん一緒にいたかったから。



「好きだよ、順平」

「んなっ…!俺も好きだぜ、俊」

「ずるい…!」



by伊月編
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