サブウェイマスター 学パロ

□もやもやたいむ
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あ。
なぎさちゃんのクラス、体育だ。

50m走か。
今日は男女混合か。

ノボリも一緒にいる。
あ、会話してる。いいなぁ。


僕のクラスは、今は理科かぁ。
おもしろくない。
はげが広がってるよ、先生。

窓の外に目を向けると、
ノボリが走る所だった。

ピーっと高い笛の音が響く。


おお、ノボリさっすが。
誰よりも速く走る。
6秒台出したんじゃない?

一番乗りで、ゴールしたノボリは、
なぎさちゃんに、小さく手を振っていた。


わ、なにアレ。


肘をついて、鼻で笑ってしまう。

なぎさちゃんは、ノボリと違って、
大きく手を振っている。

次はなぎさちゃんらしい。




「…ぇ」



小さく声が洩れた。

なにアレ。なぎさちゃん速すぎ。

他の女子、ぽかん口で君を見てるよ。


「はっやー……」


あれ、7秒台?
でも何だか悔しそう。

ノボリの方に駆け寄って、
何か会話している。

うっわぁ。
せっこぉ。

僕だって話したいもん。
僕だって笑顔見せてほしいもん。

ノボリばっかずるい。
ノボリ。なにアレ、でれでれしちゃってさ。

僕だって、僕だって。

悶々としていたら、チャイムが鳴った。
ノボリ達は、更衣室の方へ歩いて行く。

僕のクラスも授業が終わって、
休み時間になった。


「せっこぉ」


ノボリに負けず劣らずのしかめっ面をしていると思う。

なんだかもやもやが晴れないから、
昼休みに彼らの所へ行って、
ノボリをいじめてやろ。

よっし。


END(つづく)


クダリさんが次、おちょくりに行きます。
待っとけよ、デレノボリ。

指が死にそうです。
軽く怪我したのです。
薬指。左手の薬指。

指先なんですよ。血が、もう。はい。


では、
読んでくださった方、
ありがとうございましたー!!

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