◆ｶﾞｾﾞｯﾄ小説◆
□ 9.横取禁止
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家で一人寛いでたら
れいたから電話が掛かってきた
「もしもし」
『もしもーし』
「ん？」
『急に言っちゃうけど
俺、告っちゃった』
「へー」
特に興味もなく、どうでも良さ気に言葉を返す
『"誰に？"とか聞いてくれねぇの？』
仕方なく
「誰に？」
聞いてみた
『葵』
「は？!」
『お前と付き合ってんの知っててダメもとで告った。
…聞かなくても分かるだろうけど、やっぱダメだった』
「あ〜…」
何て言えば良いのか
言葉が出てこない
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