小説
□何かに落ちる
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「待、って、真田!」
「・・・。」
「手痛い!離せ、よ!」
「・・・。」
俺は後ろでぎゃんぎゃん騒ぐこいつに関係なく、その柔らかい手首を引っ張って行った。
「っ、おい!どこ行くん・・・!」
ドンッ
部室の裏側の壁へ無理矢理押し付ければ、こいつは小さく鳴いた。
「さな、ん!」
舌を入れる。
もう喋れないよう。
ん、ん、
と、息を乱し顔を紅潮させる丸井に思わず勃ってしまった。
「っは、我ながらまだまだ鍛練が足りんな。」
と一人嘲笑したが、よく見れば自分の太股に触れる丸井のソレも勃っている。
告白するつもりで連れて来たのだが、もうそんなこと必要ないようだ。