小説
□知り尽くす
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「・・・変態。」
「なんとでも言えばいい。」
「変態、変態、変態。」
「ほら、次。背中をもっとよく見せろ。」
「・・・ん、冷たい。」
「我慢しろ。」
ああ、綺麗だ。
やっとこうして仁王の身体のデータを取れる。
こんな嬉しいことはない。隅々まで丁寧に調べなければ。
「参謀、楽しい?」
「ああ、とてもな。」
「ふーん。」
「次、口。」
「口?・・・ん!」
仁王の口内を人差し指と中指で確かめるように触れて行く。
くちゅくちゅと、なんとも性欲を刺激する音がする。
ほんと、変態だな。
堪らなくて口から手を抜き、今度は自分の口と舌で堪能した。
「っふ、参、謀。」
は、お前もとんだ変態だ。