小説
□ラバーラバー
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それは秘密の関係。
・・・だった。
「や、ぎゅ、う」
「まだ喋れるんですか。君も結構丈夫になりましたね。」
「も、むり、だ・・・」
「私はまだまだ行けますよ。」
そう言ってさらに深く舌を絡められて、喉がひゅっと鳴った。
「ほら、もっと舌を絡めて下さい。なんなら愛しの仁王くんの格好でして差し上げましょうか?」
「や・・・っ」
先週、柳生に仁王との関係がばれた。別に俺は噂を広められようが、そんなのどうだってよかった。
でも仁王はだめだ。仁王が同じように噂されて後ろ指を刺されるのは、どうしても嫌だった。
だから柳生に頼んだんだ。
"秘密にしてくれ"
って。
そしてこうなった。
「は、なんです、欲求不満ですか?こんなになって。」
「ちが・・・!」
下半身をいやらしく触る柳生の手は、だんだん奥へ奥へと侵入していく。
「やぎゅ・・・っ、やめ、」
「好きですよ、丸井くん」
そう言って、俺は優しく床に倒された。
どうして、お前はあいつと同じ顔なんだ。
こんなに簡単に、受け入れてしまうじゃないか。
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