紅の花舞

□一、 始まりの唄
3ページ/3ページ






「今日からここで一緒に暮らすことになった葉城奏樹君だ。皆、仲良くしてやってくれよ。」



近藤さんにそっと促されて、私は慌てて一礼する。





「葉城奏樹です。よろしくお願いします!」








―そう、この瞬間から始まっていたんだ。





私の





私だけの物語―。





一、 始まりの唄





前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ