紅の花舞
□十一、指きりげんまん
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「総兄は教えるより実戦の方が得意でしょ?
ここで試合したら、庭めちゃくちゃにしちゃうもん。」
「僕は別にかまわないよ?
後で大変なのは土方さんだし」
総兄は楽しそうに笑って、縁側に腰かけた。
私は一ちゃんに指導をしてもらう。
するとそこに、千鶴がやってきた。
そろそろ綱道さんを探しに行けないか、相談しに来たらしい。
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