紅の花舞 弐
□三十五、零れ桜の如く
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私たちは無事、大坂城に辿り着いた。
総兄と近藤さんは、すぐ松本先生に診てもらった。
しかし、総兄の傷が回復しない理由は、松本先生にもわからなかった。
そして、年明け直後。
鳥羽伏見の戦いが始まった。
勝ったのは、薩摩側。
新選組の面々は、大坂まで逃げ延びた。
でも…。
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