黎明の空の果てに
□山吹の雲
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「ここが試衛館…?」
俺は今、ぼろぼろの門の前に一人立っている。
風の噂で、小さいけどすげぇ強い奴が集まってる道場の話を聞いてここまでやってきたのはいい。
「あまりにもぼろすぎないか…?」
俺が今まで見てきた道場にあった活気ある稽古の声なんて全くしない。
もしかして潰れてしまったのだろうか。
俺が途方に暮れていた時だった。
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