紅の花舞
□二十六、繋がれた手の温もりが
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「…んー……」
差し込む朝日の眩しさに、私は身をよじる。
(…あれ?私確か総兄と縁側にいて…)
けれど私はいま、自室に敷かれた布団の中にいる。
どうやらいつの間にか眠ってしまったらしい。
(総兄が寝かせてくれたのかな)
そんなことを考えながら、私は身仕度を整え、広間へと向かった。
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