MEMO

リアルタイムとか作ってみました
◆ヒバツナ 


「ちょ…やめてってば!!」

僕が廊下を歩いていると、聞き慣れた声が響いた。沢田。
ついそちらを見てしまうと、野球男が(なんか名前も呼びたくないよね)沢田の頭をぐりぐりと掻き回している所だった。また群れてる。野球だって草野球とか草草した名前で呼んだりするけど、草食動物宜しく、今日も仲良しごっこしてる訳!ワォ!
苛々して通り過ぎようとした時、野球男が僕を呼び止めた。

「おい雲雀!」

シカトしてやっても良かったけど、仕方なく僕は振り返る。野球男は沢田の肩を抱いていて、苛々が爆発しそうになった。余計な用件が無かったらさっさと立ち去るつもりだったけど、群れてる所をこれ以上見たくなかったから、僕は近寄って野球男の顔面にトンファーを突き付けてやった。案の定、草男は降参のポーズをとった。

「……何?下らない用件なら殺すよ?」

「いや、悪ィ。ツナがあんまし可愛いからついお前にも見せてやろうかと思って」

「かわいい?」

思わず棒読みになってしまった。そこで漸く僕は沢田をまじまじと見る。思わず一瞬フリーズしてしまった。黒縁の眼鏡をかけているだけだが、何でだろう。
沢田はトンファーの行方が気になるようで、そんな僕の反応には気付かなかったようだ。

「…似合わない」

そう吐き捨てると、すいません!!と沢田が姿勢を正した。僕は何となく指を伸ばして、そっと眼鏡に触れてみる。沢田は身体を思い切り強張らせた。
眼鏡をずらして、鼻の真ん中位まで下げてみた。沢田は恐る恐る瞳を開け、上目使いで僕を見た。
ワォ、ワォ、ワォ。悪くないんじゃない?これ。

「…噛み殺したい…」

思わず衝動的に口から出てしまい、沢田は、ひィィ、と目を潤ませた。
うん。悪くない。
冗談じゃなく、唇を噛んでやりたくなった。







アトガキ
中途半端ですいません、入りきりませんでした(泣)
山本に嫉妬してる事にも気付かないバリ様(笑)
まさかの眼鏡萌属性設定でしたすいません(泣)

2009/12/04(Fri) 03:14

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