アニメ

□休みの日
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今日は練習もないし、
日頃の疲れを癒そうと思い、
リモコンに手を伸ばした瞬間…


キューティーハニーの着信音…


恐る恐る電話の相手をみる。



雫「げ…小湊先輩」

小湊亮介。
3年生。私と同学年の倉持と鉄壁の二遊間と呼ばれる。
かなりのSで沢村にチョップはお手のもの。


雫「はい。」
亮介「あ、でたー。伊佐敷、出たよ。」
雫「…」
まて、伊佐敷さんもいるの?」

伊佐敷純
3年。センターを守る。
倉持と2人でヤンキーとも呼ばれることも多々ある。ランナーを目で制すくらい怖い。


雫「なんですか?」
伊佐敷「お前の部屋の前に居んだけどよ。開けろ。」



雫「なんですか?って…
小湊先輩に伊佐敷先輩以外に
倉持、御幸…結城先輩、増子先輩…いやな予感しかしないので閉めていいですか?」
亮介「許すと思ってんの?」
雫「何か御用ですか?」
哲「あぁ、みんなマネは個人の用事があるらしくてな、雫は暇だと亮介から聞いたもんだからな」
雫「いつ私が暇だと!いやですよ!練習に付き合うのなんて!ましてや遊びに行くなんてもっといやです。」
亮介「先輩に逆らうの?雫も明日練習参加する?」
雫「なんの脅しですか。くだらないこと…

ダンッ

亮介「脅しじゃないんだけど」

雫「はぁ、なんですか。そして、その足どけて下さい」


亮介「ねぇ、雫、ジュースある?」
雫「亮さん、豆乳じゃないんですか?」
亮介「え、あるの?」
雫「買って置いてありますけど、飲みます?」
亮介「飲むー。」
雫「皆さんも何か飲みます?」
倉持「ヒャッハーなんでお前そんなストックしてんの?」
雫「私、寮なんで、じいちゃんばあちゃんお母さんお父さんお兄ちゃん家族全員心配らしく、仕送りしてくれます。」
御幸「それで、たまに大荷物持った宅配便のお兄ちゃんがいるわけか」
雫「割と飲み物ありますよー」
哲「しかし上がっていいのか?」
雫「だったらそれ、インターホン押す前に考えてください。わたしだってやることあるんですから。」
純「言い出したのは哲じゃねぇ。キレるな。」
雫「きれてませんよ。2年には蹴り入れたいところですけどね」
亮介「雫コップどれ使えばいいのー」
雫「もう…いまいきますー」

増子「雫ちゃん、いい嫁になりそうだな」
純「それはまだ先だぞ…仕送りして来るぐらいだから簡単に嫁に出してくれねーかもよ」


雫「じゃあ、これ使って下さい。
あ、ストローいります?」
亮介「いらない。」
倉持「うお!ジャンプ!これ最新号!他にも揃ってるー!」
雫「前から買ってて、高校入ってからは支給されます。」
倉持「よんでいい?!」
雫「ちゃんと終わったら戻して下さいね。」
御幸「雫〜」
雫「何、変態。その手をどけろ。」
御幸「なにこれ、雫ノート」
雫「……返して。」
御幸「そう言われるとみたくなるじゃん」
雫「返せってんの!」
御幸「…なにムキになってんの」
雫「だまれ!返せ!」
御幸「いいじゃんちょっとくらい

雫「返せっ…グスッ」
倉持「おい!雫!泣くなって…御幸返せ。」
純「御幸が女泣かすとはなぁ」
哲「あまり強要するな。」
増子「ふんが!」
亮介「…雫おいで。」
雫「ひっ…く…御幸のバカ〜うわぁぁぁあん」
亮介「御幸はバカだからしょうがないよ。よしよし〜雫はいい子だよ。悪いのは御幸だからねぇ。」
御幸「すみません。」
亮介「でもこのノート日記って感じじゃないよね?」
雫「本当はまだ出来上がってないから見せたくなかったんです…」


めくるとそれは
市大三高、薬師、稲実さまざまなこれから戦うチームのホームビデオをみて研究し尽くされており、どの打球に手を出したか、打球の方向、投手が投げた球、投手の癖、得意なことから咄嗟にやったプレーまで全て書き込まれてる…


御幸「なんだこれ…」
純「これ、お前全部つけたのか?」
雫「わからないところは片岡監督にも聞きました。」
哲「こないだ、フォークの軌道教えてくれって言ったのはそれか?」
雫「はい。」
純「ありがとな!雫。」
亮介「こんなにたくさん書くまでにどんだけホームビデオみたの?」
増子「ふんがー!」
倉持「雫泣き止めよ。」
哲「感謝する。」
御幸「雫、お前はそんなことしなくてもみんなに必要とされてるからな。」
雫「なんなんですか、みんなして。」
沢村「雫先輩ー!」
春市「栄純くん!雫先輩も疲れてるんだよ!」
降谷「雫先輩…!」
雫「あ、みんな!来てくれたのー。こないだ遊ぶ約束したもんねー!」
沢村「って!なんでこんなみんないるんすか!」
雫「朝から電話で呼び出されて、ドア開けて、文句言ったら亮さんに足ドンされて、中入れたら、御幸に泣かされた。」
沢村「御幸一也!!!!よくも雫先輩を!てかお兄さん、なんすか足ドンって!」
亮介「もう一度やって見せる?」
雫「…………絶対に嫌です。」
春市「雫先輩、タオルいります?」
雫「ありがとー。」
降谷「…ハンカチ…………」
雫「濡らして来てくれたの?ごめんね、」
亮介「雫、眠い。」
雫「マイペースですね、亮さん。」
亮介「肩かして。」
雫「はいはい、どうぞ。」


雫「わたしも眠くなってきた」


スースー


御幸「みんなで寝ます?たまには息抜きも必要ですよ。」


みんな雫の部屋で寝てしまった、




ご飯になっても来ないので、雫の部屋に監督が行くとみんな揃って寝てたそう。
それを監督が写真に撮って居たなんて私達は知らない。



🔚

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