短編

□破瓜少女
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※無理矢理要素あり






最近名無しさんがイルミとこっそり会話している。


「イルミさん〜」
「なに」
「あの、今日もその」
「しょうがないなー仕事が終わってからね」
「ありがとうございます!」
「ヒソカさんには秘密にしててくださいよ!」
「わかってるよ俺が怒られるだろうし」

名無しさんが少し顔を赤くしながらイルミにこそこそと話す姿を見るとヒソカは明らかにイライラしていた。恋人関係ではないが名無しさんがイルミと仲良くしているところを見るのがとても気に入らないのだ。

「名無しさん♦」
「あ、ヒソカさんどうしたの?」
「イルミとなに話してたの?♣」
「ちょっとお願いしてただけですよ!」
「お願いねぇ♣」

内容は話してくれなかったのでモヤモヤしていた。そして名無しさんはちょっとワクワクしていたので更にモヤモヤする。
その後依頼された仕事があったヒソカは標的に八つ当たりするように残酷に殺しストレス発散させる。
帰宅したときはすでに外は暗くなっていて時計をみると深夜に差し掛かっていた。
寝ているであろう名無しさんの部屋の前を通り過ぎるそのときだった。

「あっ....//」
「!♣」

名無しさんの短い甲高い声が聞こえ、ヒソカはピタリと足を止めた。

「イルミさんそこは...」
「ここね」
「や、だめ!!あんっ//」
「相変わらずエロいね」
「ひ..どいイル..ミさ..んあ!」

名無しさんの部屋にイルミがいて名無しさんが喘ぐような声が漏れている。
咄嗟に部屋でなにが起きているか想像したヒソカはその場から即座に離れ二人が気づかないところまで離れ殺気を漏らした。

「そうか...名無しさんはイルミのことが...相変わらずって言ってたけど2人はできてたのか...♠」

急にむなしくなったヒソカはその日呆然としていた。
一方、名無しさんとイルミがいる部屋では...

「もう!イルミさん!ダメっていってるじゃないですか!!」
「名無しさんがあまりにも喘ぐから面白くてつい」
「イルミさんの鍼治療とマッサージはほんとにコリと疲れが取れるので嬉しいですがくすぐったいところ攻めないでくださいよ!恥ずかしい!///」
「名無しさんがこんな風に喘ぐところヒソカが聞いたら興奮するんだろうねー」
「絶対言わないでくださいよ!恥ずかしくて死んじゃいます!!」
「それじゃあ俺は戻るよ」
「ありがとうございました!またお願いします!」

イルミはヒラヒラと手を振って部屋を出て行った。それから次の日...
名無しさんを見つけたヒソカは不適な笑みを浮かべて呼び寄せた。

「名無しさん♠」
「あ、ヒソカさん!どうしたの?今日元気ない?」
「いつも通りだよ♣今日の夜時間ある?」
「大丈夫だよ!」
「じゃあ夜ボクの部屋に来てくれる?♠」
「はーい」

名無しさんはニコニコしながらヒソカに手を振ってその場を離れた。
ヒソカの不適な笑みは真顔へと変わって笑顔で走り去る名無しさんの背中を見つめていた。
そしてあっという間に時間が過ぎ一日も終わりを告げようとしている。
名無しさんは約束通りヒソカの部屋を訪れノックをする。

「ヒソカさーん来たよ〜」
「やぁ♠入って♦」
「はーい」

出迎えてくれたヒソカはいつものペイントと髪のセットはしていなくとても美青年な姿だ。
名無しさんは部屋に入るとベッドに腰かけ美青年なヒソカをまじまじと見つめる。

「ヒソカさんってほんと美青年だね」
「.....ガチャッ」
「?」

ヒソカが後ろ手で部屋の鍵を閉め、怪しい笑みのまま名無しさんに一歩ずつ近づく。

「えっ?ヒソカさん?どうしたの...?」

まったく返事をしないまま近づくいつもとどこか様子が違うヒソカにたじろぐ。
ベッドに腰掛けている名無しさんをそのまま押し倒して両腕を頭上で固定し、"伸縮自在の愛(バンジーガム)"を付け両手を離れないように固定した。

「ヒ、ヒソカさん?!なにするんですか!」

じたばたと動く名無しさんに馬乗りになり見下ろす。
ヒソカの目を見るととても暗く怖い表情に萎縮してしまった。

「な、なに....どうしたの...ヒソ..ングッ」

ヒソカは手に持っていた布をバンジーガムで名無しさんの口に引っ付けしゃべれないようにした。
そして名無しさんの胸元の服に手をかけ縦に引き裂く。

「ンンンンーー!!」

必死に抵抗しようともがく名無しさんにヒソカはお構いなくブラジャーを上にずらして手の平サイズの綺麗な胸があらわになる。

「ングゥ...//」

ヒソカの突然の行動にわけがわからないのと恥ずかしさから名無しさんは目に涙を浮かべ顔をそらす。
片方の突起を口に咥え舌で転がし、片方の胸を手で揉むと名無しさんは目をギュッと瞑り快感に耐えた。

「ングッ...//」
「無理矢理されてるのに感じてるの?♦」

先ほどまで無言だったらヒソカがやっと口を開いた。名無しさんは恥ずかしくなって必死に顔を横に振った。

「そっかーそうだよね〜♠名無しさんはイルミが好きだもんね〜♠」
「!」

顔を横にブンブンと振るが今のヒソカには悪影響でイラつかせるだけだった。荒々しく名無しさんのスカートをたくしあげ下着を手際よく脱がす。
名無しさんは恥ずかしくて足を閉じようとするが間にヒソカの体が入り閉じれないようにした。
カチャカチャとベルトを外す音が聞こえ名無しさんは何をされるか悟り必死に体を動かして抵抗したがまったくの無意味であった。

「ンー!ンーー!!」
「優しくするつもりないからね♠」

そういうとヒソカは体を前に倒し名無しさんに覆いかぶさるようにして口に貼り付けた布を外す。

「ヒソカさん!ちがっ...やああああああ!!」
「やっぱ慣らしてないからきっついね♦」

名無しさんが言葉を発しようとした瞬間慣らしてない下半身に容赦なく硬くなったヒソカのアレが挿入される。

「やぁ...!い、いたぃ...ヒソカさ...ひゃあっ」
「よく言うよイルミのはあんなよさそうに受けいれておいて♦」
「そ、そんな...ちが...んああああッッ!!」

昨日の名無しさんの喘ぎ声を思い出し無性にイラついたヒソカは荒々しく上下運動を繰り返す。

「ヒソカッさん...やだ、抜いて!いやっ!いやぁっ!やめ…あぁん」

昨日あんなに良さそうに喘いでいた名無しさんが涙を浮かべて拒絶している。ほんとうは優しく抱きたいがイライラしてそんな余裕がなく荒々しく突く。

「はぁはぁ...あっ!」

一旦動きが止まったと一息ついた名無しさんだが即座に上半身が起こされ座位の態勢になって勢いよく下から突き上げられた。

「ああああぁぁっっっ!!」

上半身を反らせて甲高い声を上げ喘ぐ。それからヒソカは名無しさんを抱きしめ、何度も何度も奥を突き上げ激しく揺さぶる。

「ん、んぅ…あっ…あぁぁんッッ!」

痛みもなくなってきたのか名無しさんの拒絶が喘ぎ声に変わってきた。
するとまたベッドに押し倒し激しく腰を動かす。

「名無しさん、そろそろイクよ...♦」
「んあっ!はっ、んっ…イクって…ひゃぁぁッッ」

先ほどよりもヒソカ自身が大きくなり腰を動かすスピードも早くなる。名無しさんの反応がよかったところを何度も何度も刺激し絶頂を迎えようとした。

「イクよっ...♦」
「んあぁぁぁっっ!!ヤダッ!なにこれっっヤ、ダメぇぇーーっ!!」

名無しさんは身体を反らせて痙攣しぐったりとした。
ヒソカは外に出しはぁ…と一息ついた。そしてふと名無しさんの下半身を見る。

「!」

量は多くないがシーツに血が付着していた。
行為中自分に余裕がなさすぎて今の今まで気づかなかった。
つまり、名無しさんは処女だったのだ。

「えっ、なにこれ♣どういうこと...?♦」

思考がついていかず混乱するヒソカ、そしてすすり泣く名無しさん。

「違うって...いってるのに...」

だとしたら昨日の喘ぎ声はなんだったんだ。ヒソカは大変なことをしてしまったのかもしれないとあせり始めた。

「昨日...名無しさんの部屋から喘ぎ声が聞こえたからてっきりイルミと...♣」
「あ、あれはイルミさんにマッサージと鍼治療してもらってただけで...イルミさんとこういうことはしてないよ...」
「えっ...♣」

自分の過ちに頭を抱え両手のバンジーガムを解き、近くにおいてあったバスタオルを名無しさんに羽織らせばつが悪そうな表情で謝る。

「名無しさん...本当にごめん...♠ボク大変な勘違いを...」
「ほんとにひどいよ。私初めてだったのに」
「うっ...♦」
「次は....」
「え?♠」
「次は....やさしく...してよね...」

確実に嫌われたと思って落ち込んでいたヒソカだったが思いもよらぬ反応に呆然とした。

「私の初めてをこんな風にしたんだから責任とってよね...」
「それは相思相愛って捉えてもいいのかい?♦」
「....」

羽織ったバスタオルを掴んで無言でそっぽ向く名無しさんだが、ヒソカは名無しさんも自分に気があったことが嬉しくて気持ちが高ぶり興奮していた。

「名無しさん...勃っちゃった...♥」
「な、なんでよ!!」
「次は優しくするよ...♥」
「きょ、今日はもう無理だよ...!!きゃああぁ!」

事の顛末を部屋の扉越しに聞いている人物がいた。

「やれやれ。結果オーライかな?」


















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