長編 書き場

□虚無
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※注意書き※

・書き主は活字を読むことがほとんどないため拙い文章となってます。気になる方はブラウザバック願います。

・都合がよすぎる。矛盾な点がある。原作とズレがある。
等あるかもしれません。多めに見てやってください(´・ω・`)

・話の辻褄合わせに内容修正することがあります。すみません><


以上の点で問題ない方はそのままスクロールしてください。

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「暇だなぁ...」

少し栄えた街を何の目的もなくふらつく。

幼少期の記憶がなく、気づけば流星街にいて、見窄らしい生活を送っていた。
今では唯一恵まれた念能力の才能と“親友”のおかげで普通に生活することができるようになった。
けれどもどこか心にぽっかりと穴があいたようで、とにかく毎日が退屈で退屈で仕方がない。

「!」

スマホの着信音が鳴る。連絡先を知っている人なんてほんの一握りなので相手が誰かはおおよそ想像がつく。

「もしもし」
『カメリア?わたし、マチ』
「そうだと思った。依頼?」
『ええ、今から指定する場所に来てもらってもいい?』
「了解」

とても退屈してたカメリアはさっきまで虚ろだった表情を少し輝かせ早足で指定された場所へと向かい始めた。






「ひさしぶりカメリア」
「そうだねマチ。今日はなんの用?」

軽く挨拶を交わすマチは同じ流星街出身であり、記憶のない幼少期以降からはずっと友人として一緒にいてくれる親友のような存在である。そして今流星街から出ているのもマチのおかげだ。
マチは知り合った当時から仕事をしているが、こうして何ヶ月かに一度呼ばれ今日は、ホテルの一室に足を運んだのだ。
大体はカメリアの念能力に用があって呼び出されるのではあるが。

「仕事が立て続いてさ、ちょっと疲れてるの。いつもの”アレ”お願い」
「お安い御用!それじゃあそこに寝て」

ベッドを指し、マチが横になる。

「魔法美容師(まじかるエステ)」


カメリアがそう唱えると桃色のロングヘアーの女の子が具現化され、不思議なオーラでマッサージを始めた。

「ふぅ...あっという間に疲れが取れたわ」
「それはよかった!」
「相変わらずカメリアの"盗み喰い(アビリティハンター)"は便利すぎるね」
「たしかに便利ではあるけどこのあと丸一日念能力使えないのは不便なんだよね〜」
「その分多く払うよ」
「いっつもありがとう!」

カメリアの念能力の1つ"盗み喰い(アビリティハンター)"は使用したい念能力の使用者の名前を把握し、その能力を実際に一度見て、唱えるだけで使用することができる能力であるが、その後24時間念能力を一切使用することができなくなるのである。

「そういえばあんた仕事なにかしてるの?」
「え?なにもしてないよ?マチからの依頼こなしてもらえるお金だけで十分生活していけるもの」
「そうは言っても数ヶ月に一度しか依頼してないわよ?」
「私からしたら一回にもらうお金が大金なのよ。」

私の能力上使用すると24時間使用不可能になるという理由でマチからは多く依頼金をもらうのだが、1度の依頼で数ヶ月普通に暮らすには十分すぎる量なのだ。
そのため仕事をする必要もなく自由な生活を送っていた。

「まぁ、だから最近暇してたんだよね。本当にすることがなくて....逆にマチは忙しそうだね」
「暇なときは暇なんだけどね」
「そっか〜お疲れ様!」
「ありがとう。カメリアに会えば疲れも取れるし和むしで一石二鳥ね」」
「私もこうやってたまにマチに会えるのは嬉しいよ!」
「それじゃあそろそろ仕事にもどるよ」

カメリアの嬉しそうな顔を見てマチもニコリと微笑むと次の仕事があるからと別れた。久しぶりの友人との時間も30分程度で終わり名残惜しそうにカメリアは手を小さく振って見送った。

「さて....私はどうしようかな...」

また、ふりだしにもどってしまった。

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