短編
□純粋無垢なクレイジィハニィ
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「先生、俺あの娘のこと好きなんですよ」
「知ってますよリュータ君。てゆーか私のこと先生とか呼ぶのやめてください」
「だって先生は物知りじゃないですか、あの娘のこと」
「勘違いです。お嬢さんのことなんてたいして知りません」
「人に何かを教える人を先生って言うじゃないですか」
「だから教えるほど詳しくありませんってば」
「俺……どうしたらあの娘に振り向いてもらえるんですかね……?」
「話聞けよガキが」
― 純真無垢な
クレイジィハニィ ―
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