チューズミー!!

□プロローグ
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「ねぇちゃん、すこーし付き合ってよ・・?ん?」



「や、やめてください!!」


「ほら、おじさんたちが優しくしてる内に来たほうがいいよ?」




4人の柄が悪い男達が女を囲んでナンパしている




それをみんなは見て見ぬフリをする。みんなかかわりたくないのである。




場所はエレンピオスのドヴォール



治安が悪く、若者の町だ




「ほら来い!!」




「いやぁっ!!」




腕を引っ張られ、嫌がる女性に独りの少女が近づいた




「あの!離してあげてください!」



「ああん?なんだお前は・・・」




『エリーゼに乱暴するなぁっ!』



突如ぬいぐるみが男の独りにアタックした



「ってめ・・・リーゼマクシア人だろ!!ぶっ殺してやる!!」



「っ!」




男の激しい激情に驚いた少女が手を頭に当て、しゃがみこみ、絶体絶命のその時





「「「ぐわっ!」」」


周りで囲んでいた3人の男が地面に倒れた




「・・?」




「なっ!どうした!!」




エリーゼを殴ろうとした男が慌てて後ろを振り向くと




「女・・・?」






「治安が悪いって言ってたけど・・・ウワサ以上だわ」





ニヤっと笑って男の顔に綺麗な蹴りをいれて男は壁に叩きつけられてノックアウトした






「大丈夫?お嬢さん??」




「あ・・・」




『ローウェル先輩だ〜!!』



アイネは親善使節団のリーダーであり、知名度はそこそこ高い。かのガイアス王とも顔見知りの仲である





「私、エリーゼです!あの、こっちはお友達のティポです!!」



『ティポだよ〜!』



アイネは両方の手を二人に差し出して握手を交わす





「私はアイネ・ローウェル!よろしくね!!」





そして三人(?)はとりあえず人の多い道を歩いて行くことにした






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