チューズミー!!
□分史世界破壊命令
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「みんな、分史世界に行く準備はできたか?」
「あ、私ルドガーの家に忘れ物しちゃった」
やばいネックレスないと私戦えないじゃん、あわわ
「じゃあみんなはここで待っててくれ、アイネ、行こう」
「あ、うん!」
思えばルドガーと二人っきりって初めてでなんか・・・
「ドキドキする・・!」
「ブッ!!」
ふと横を見るとゲホゲホとむせ返るルドガー
「ねね、ルドガーのお兄さんって、どんな人?」
「兄さんか?うーん、トマトが好きで・・」
「トマト・・・」
だからルドガーの家の冷蔵庫に箱ごとトマトがあったのか・・・
「優しくて、強くて、頼りがいのあるいい兄さんだよ」
「ははっ、私の兄さんと真逆だわ」
「アイネにもいるのか?」
「強くて、意地っ張りで、不器用で、でも優しくて・・・・。」
最高に兄さんだよ
「・・・そっか、そういえば家には帰らなくていいのか?お前のお兄さんが心配しないのか?」
帰れるなら、帰りたい・・・?
「・・・・この世界には、いないから」
嘘も、本当のこともいってない
「っ、悪い・・・。」
「ううん、大丈夫!!」
こうしている間にもルドガーの家に着いてしまった
もっと、話したかったな
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