チューズミー!!
□理想と現実と
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拝啓、神様
私はあそこで死ぬべきって思ってた
ううん、私は死んだんだ
だからこれ以上運命をぐちゃぐちゃにするのはやめてよ
また仲間と別れなきゃいけないの?
「ねぇねぇアイネ」
「なに?エル」
私、エル、レイア、エリーゼと並んで宿屋のベッドにいた。
時は夜
みんな寝静まっていて、起こさないように小声で話しながらエルのベッドへ行く
「エルね・・・パパを助けるためにここに来て、カナンの地に行くの」
「パパ・・・」
「アイネも一緒に、行ってくれる・・・?」
カナンの地・・・何でも、願いが叶う場所・・
「うん、一緒に行こう」
「本当!?約束だよ!」
小指を出し合っておでこをコツンとしながら指きりをする
「約束だよ」
結局は約束を破ることになるとは、このときの私は知る余地もなかった
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