大空の果てで

□第二話 任務
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「お呼びですか九代目」




豪華だがシンプルな装飾がほどこされている部屋にひざまずき尊敬の眼差しで見つめる少女とやさしげな老人。




「ロゼ、すまないね」






「いいえ九代目なんなりと」




「君を呼んだのは任務のことでね」






「どんな任務ですか??」





「ボンゴレ十代目候補沢田綱吉の護衛、および精神的な教育だ」





「なぜ俺が?リボーンが居るのでは??」




「・・・。色々と・・・・ね」


苦笑しながら言う九代目を不思議に思いながらも頭の中で考えを張り巡らせていた



「・・・・。」


護衛は分かるが九代目は“精神的教育”といった・・・なんでだ?学校にも通っていれば自然とコミニケーション能力はつくはずだ





「それともうひとつ」




「?」







「フローレファミリは知っているかね??」






「あ、はい。ボンゴレと同盟を組んでいるが、裏では何をしているか分からないという・・・。」







「そう。そのファミリーボスの娘の加藤真理子が並中に潜伏し、沢田綱吉暗殺を企てているらしいだから・・・」






暗殺、という言葉にロゼは目を光らせる







「サワダツナヨシの護衛と・・・・加藤真理子の暗殺ですね??」




「ああ・・・悪いね。」




「分かりました。その任務お受けします」




「ありがとう。あくまでこの任務は極秘だ。ザンザスには任務だけ伝えておいてくれ」





「はい」




ザンザスに九代目直属極秘任務だなんて言ったらうるさそうだもんな、と苦笑しながら一礼をしてその部屋を去った





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