大空の果てで
□第七話 いじめ
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「・・・・・・。」
俺は昨日の出来事を気にしないで学校に来た。・・・まァ相手はどうだか。
そして今に至る。まー何ていうか・・・・ゴミ、ゴミ、ゴミのオンパレードだ。
「お疲れ様だねェ」
こんなことできんだったら勉学に勤しんだらどうだい。
「あ・・・上履きがカオスになってるぜ」
と、そこに三人の影が現れた。
「わぁ!凄い汚いね!!!」
「ざまーみろなのな」
「・・・・・・・。」
んだあの馬鹿トリオかよ〜
・・・何で獄寺のヤツだまってんだ??
「ちわーおつかれっすーお先失礼しやーす」
俺は三人を華麗に無視し、裸足のまま教室にむかった。
後ろで聞こえる声はスルーの方向で。
ペタペタペタ。裸足のままの俺に驚いているのか、昨日の出来事のせいなのかはしらないが、ヒソヒソ、と噂をしている。
廊下は思ったより無機質で冷たく、なんだか無償に寂しくなって立ち止まった。
「元気・・・かな??みんな・・・・」
窓の向こうに果てしなく続いている空にそう呟いた。
・・・返事など、かえってこない―――
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