大空の果てで

□第六話 告白
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あの後俺達は何か言いたそうな綱吉達を無視し教室に戻った











「なぁ綱吉。良いことを教えてやるよ」










「良いこと??」













授業中のためか普段より小さい声で会話をする。そして良いことというのは人間は不思議なことで興味を持ってしまう。












「Impossibile arrivare al vero segreto se non ci si accorge di tutto l'amore」

















「・・・え??何て言ったの??」

















「イタリア語でな、“全ての愛に気付かなければ、本当の秘密は視(み)えない”っつんだ」


















「???」






















「ま、そういうことだ」
















綱吉はまったく意味が分からないという顔をし、ふたたびノートに目をうつす























この言葉がどれだけ大きいヒントなのかまだ綱吉は分からない







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