大空の果てで

□第七話 いじめ
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ガラッツ!!



教室は2−Aの生徒は居なく、変わりに3年の不良が2人居た。



「てめェが安藤か??」



「ぶっ殺す!!!!」





一人の男が殴りかかってきた。しかしロゼはただただ迫り来る拳を気だるそうに、哀れむように見ていた。









ドカッ!!!!




・・・見間違うなき・・・・直撃。







なのに






ロゼはただ、ただ、無表情に立ち尽くしていた。痛がる様子もみせずに、ただ立っていた。









「お、まえ」






「・・・・・。」







時が、止まったようだった。

呆然、驚き、未知、恐怖、 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い




「よいしょ」




今だに頬にめり込んでいる拳を退かし、一度目を閉じ、下を向いた。そして顔を上げ、目を開眼させた。






「早く・・・出て行け・・・・。」






ゾオオオッ!!体のつま先から頭のてっぺんまでに伝わる・・・殺気・・・。





「ひいいいいいっ!!!!」





男二人は駆け出して行くようにして出て行った。





くるり、と男達が逃げていったドアの方を向き、静かな声で言い放った





「・・・・なァ、いい加減出てきて来んね?獄寺。」











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