妖は大空を匿う

□護衛
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「ねぇ、君誰なの?部外者は立入禁止だけど?」
並中の校門には風紀委員委員長である並盛最強の不良雲雀恭弥の姿がある
「部外者?僕は“綱吉の関係者”だよ?あ、マフィアとかじゃないからね?」
「恭弥、詳しいコトは昼休み話すからさ、馬頭丸入れても良い?応接室に入れてあげて?」
綱吉が馬頭丸を学校内に入れてくれ、と頼んだ
周りは不思議がるような目で見ていた
“ダメツナ”が雲雀恭弥に普通の態度をとっていたから
「・・・・・・良いよ。馬頭丸、だっけ?入りなよ。綱吉馬頭丸ってのを応接室に案内して行ってから教室に行きなよ」
恭弥は溜め息をつきながら馬頭丸を学校内に入れるのを許した
恭弥は綱吉の頼み事には弱いらしい

「あぁ!ありがとうな!馬頭丸こっちだっ」

「うん!ありがとうね!恭弥君?」
名前を知らない馬頭丸は綱吉が“恭弥”と言って言っていたので恭弥と呼ぶが疑問形が付いた

「どう致しまして(馬頭丸?変わった名前だな・・・・・・)」
恭弥の疑問は深まるばがり・・・・・・
そして、
「早くーーーーイジメなんてくだらないモノ終わらないかな・・・・・・」

ボソッと誰も聞き取れない音声で呟いた



続く
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