男の子に襲われる山田くんA
□甘い罠
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今日は知念とゲーセンに来てる
そこまでは何事もなくて良かったんだけど…
知「僕ちょっとトイレ行ってくるね」
知念がトイレに行くって言い出して
俺がUFOキャッチャーの前で1人待っていた時のこと
涼「(…あのクマ…可愛いなー…」
そんなことを思いながらボーッとケースの中のぬいぐるみを見ていると
「あのクマとってあげようか?(笑)…可愛いお兄さん♪」
涼「…へ?…」
俺より身長が高くてやけにイケメンの男子高校生が俺に話しかけてきた
***『甘い罠』
「お兄さん近くで見ると、ますます可愛い顔ー(笑)」
その男子高校生は笑顔で俺に話しかけながらコインをいれ
UFOキャッチャーを勝手に始めた
舌をペロッと出して慣れた手つきで操作する…
涼「…ちょっと…俺 別にとってなんて頼んでないからっ…」
聞く耳を持たない男子高校生
それとも集中しすぎて聞こえてないのか?
ー…ガタンっ…ー
「えへ♪…とれたぁ〜///…はいっ…可愛いお兄さん」
涼「……人の話きけよ…」
強引な高校生に軽く引きながら
俺は渋々、クマのぬいぐるみを受け取った
知「おまたせー」
困っていると
後ろから知念の声がして振り返る
涼「ちねん」
知「…あれ?どーしたの。その可愛いクマさん」
涼「なんか高校生がとってくれた…、ほら」
後ろを振り返ると
男子高校生の姿はもうなかった
知「いないけど…帰っちゃった?」
涼「あれ?さっきまでいたはず…」
知「…まぁ良かったじゃん(笑)そのクマさん、涼介が持ってるとすごく可愛いよ?」
笑顔で俺の頭を撫でる知念
涼「ゃめろよ///…俺 コドモじゃない」
そんなやりとりをしていると
知念のケータイが鳴った
知「もしもし?…うん…うん…え、今から?…うん…わかったー」
涼「…?」
知「ごめん涼介!僕、用事できちゃったから先帰るね!」
涼「えー……わかった」
なんだ
知念、もう帰っちゃうのか…
知「りょーすけ、、僕が帰っても平気?」
涼「ん?…平気って?」
知「自分が可愛いってこと、もっと自覚しなよ?…変な人に声かけられても絶対ついてっちゃダメだからね?笑」
涼「それ、知念にだけは言われたくない!笑」
知「食べ物に釣られてついてっちゃダメだよ?笑」
涼「だれがついてくか!笑」
冗談を交わしてから
知念にバイバイした
その数秒後に背後から声が
「ねー、さっきの彼氏ー?笑」
涼「!!…まだいたのかお前…」
「そうだよ(笑)覚えててくれたんだーvV…感激」
どうもコイツには調子を狂わされる
涼「おまえ何なんだよ」
キッと睨みつければ
そんな恐い顔しないのーっと言って
急に後ろから俺を抱きしめてきた
「お兄さん、あそぼー?」
香水の香りと背中を覆う包容力
なぜか胸がキュンとする…
涼「…はなせよ//」
「なにー?その満更でもない顔(笑)」
油断したのがバレて、次の瞬間
俺は腕を引っ張られプリクラ機の中に突き飛ばされた
ー…ドン!!…ー
涼「…いってぇ//…」
「お兄さん、ごめんね…お口あーんしよっか///笑」
涼「はぁ!?…んぶっ!!」
口の中に突っ込まれたのは
紛れもない男性器
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