女の子に襲われる山田くん

□会うたびにマジ綺麗
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今日は記念日デート


予約してもらった夜景の見えるお洒落なフレンチで待ってると

涼介から連絡が


“ごめん!仕事が押してる(T_T)”



そっか

涼介疲れてるのに大丈夫かな…


夜景を見ながら

涼介が来るのを待つ



会いたいからこの時間も退屈じゃないなんて


私はどれだけ涼介が好きなんだろう…







***『会うたびにマジ綺麗』



“明日は、フレンチだから…ちょっとだけお洒落してきてね♡笑”


そう言われたから

ちょっと背伸びして買ったパーティドレス


髪も美容院でセットしてもらって

メイクもネイルも気合い入れちゃった…



可愛いって言われたい

綺麗って言われたい



いつもより少し高いヒール

涼介に「身長詐欺!」って言われちゃうかなー。笑




クスっと笑う口元を手で押さえてたら…







涼「…おーまーたーせっ♡笑」



後ろから声がして


振り返ると小さな薔薇の花束を差し出してはにかむ涼介



スーツを着こなして

かっこいいの一言に尽きる

キラキラ揺れる瞳に見惚れて

あっけにとられてたら…



涼「…ちょっと//…恥ずかしいから早く受けとってよコレ」


ピアスの光る耳が急に赤くなる涼介に

クスっと微笑みながら花束を受け取って…

「ありがとう//…」


涼「…名無しの後ろ姿みつけた時、綺麗すぎて声かけんの緊張したわ…あっつ//」


席に座ると手でパタパタ顔を仰ぐ涼介

お洒落な腕時計が光って

仕事帰りなはずなのに香水のいい匂いしかしない



「涼介こそ、今日は一段とカッコイイよ♡…薔薇の花、大切に飾るね」


涼「1年記念日おめでとう。これからもよろしく//♡笑」



そのあと、フレンチのコース料理を食べて

夜景を眺めながらワインを堪能



「綺麗な夜景…」


涼介とお洒落なお店の雰囲気に酔ってたら…


涼「…名無しの方が…綺麗だよ//」


「……///…え、」



そんな嬉しい言葉さらっと言われたら

照れちゃうじゃん…




涼「…言ったあとから恥ずかしくなってきた…///」

「お洒落してきたかいあったよ♡嬉しい言葉ありがとう…」


照れ隠しする涼介に

素直な気持ちを伝えて微笑む私


涼「…今夜はずっと名無しと一緒にいたいな」


「私も…」





お店をでると


涼介は手を繋いでくれた






涼「…名無し、きょう泊まりに来る?」



「…いいの?…涼介お仕事で疲れてない?」



涼「……疲れてるからこそ、今日は名無しに癒されたい…甘えちゃダメ?///…」



あぁ…どうしよう


こんなにカッコイイと可愛いのバランスが取れてるなんて





卑怯すぎる





「…断る理由ないって分かってるくせに。笑」


涼「えへ///…やったー」


こんなに素敵なディナーとお花を用意してくれた涼介に


せめてものご褒美してあげたいな…


今日は素敵な記念日


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