Parallel
□アリスの誕生!?
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「クフフ、こんな奴ですいませんでしたね。」
「狽ヲっ!?」
俺、さっき何も言ってなかったのに…。
コイツ、何で俺の思った事を!?
驚いた顔で相手を見ていると楽しそうにしている。
「う〜ん。それについては後々お教えしますよ。楽しみはとって置いたほうがいいでしょう?」
「いや、とって置かなくてもいいし!」
はぁ〜、コイツ……疲れるι
「これから話す事は貴方が此処に来た理由と使命についてです。」
理由と……
使命……?
「君は、この世界のアリスとなるんです。」
………はぁ!?
「ちょっ、ちょっと、アリスってあのアリスだよね。不思議の…」
「はい。そのアリスです。」
「でも、アリスは童話の中の物語だろ!?」
「はい。」
「じゃあ何で俺がアリスなんだよ!!」
「それは君がアリスの血を引いているからですよ。」
「アリスの…血?」
「そうです。君はアリスの血、鍵を操る力を持っています。」
えっ?…鍵?
「鍵とは君がこの時空に入るために使ったもの。」
それって、もしかしてあの白く光った鍵の事か…。
でも、アリスって物語なんじゃ……ι
「えぇ。でも只の物語ではないんですよ。元は実話なんです。」
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