Ｐarallel
□アリスの誕生！？
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「元の服ですか？あれはアリスにはふさわしくない衣装です。そちらの方が可愛いですし。」
「可愛いとかいらないから！！」
俺がぶつくさと文句を言っていると
「じゃあ頑張って下さいね。」
と一言。
その後言われた言葉は別れを告げる様な言葉だった。
「へっ？…ちょっ、ちょっと！」
待ってと言う前に不思議な男は霞となって消えた。
結局、名前を聞けなかった……ι
しかもこれからどうすればいいの！？
俺！！
何をするか分からなくて途方にくれていた時だった。
突如手の中の鍵が光りわ放ち大きくなる。
「ちょっと、なっ、何！？何が起きてるの！？」
状況把握が出来なくてパニックに陥っている時だった。
突然、目の前に大きな扉が現れた。
目の前には大きな鍵穴…――
「此処に…鍵を入れるのか……？」
どうするか躊躇った。
だがこのままこの状況のままでもらちが飽かないと鍵を穴にさしこむ…。
……カチャリ…ギイィー…
扉はゆっくりと開いていく。
扉の奥は先の見えない闇…
その何が起きるか分からない所に足を踏み入れるのは気が引ける…
だけど…
「よし、行くぞ！！」
進まなければいけない気がしたから…。
アリスは扉をくぐった。
さぁ、これで物語の歯車は動きだす…――
ＥＮＤ
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