Parallel
□(未定)
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「十代目ぇ……」
「十…代…目?」
十代目って何だ?
「俺、早く貴方にお会いしたいッス!!」
「ねぇ君……?」
「何ッスか?」
「十代目って何?」
「貴方様の事ですよ。アリス。」
「何で俺が十代目なの?」
「あぁそれは貴方様が…………買b!!」
鏡の中の男の子は突然体をビクリとさせる。
視線が合わない…。
「…どうしたの?」
「すいません。貴方様の安全のためにも!!」
「えっ!?」
「またお逢いしましょう。今度は……」
鏡から人の姿は消える。
一体…何だったんだろう…。
最後に言った言葉が頭から離れなかった。
***
「おい……ツ…!!」
体がふわふわする。
この声は、リボーン……?
「ツナ、起きろ!!」
目を覚ませばリボーンが此方を少し心配そうに見ていた。
「リボーン……?」
「やっと起きたか…。起きないから心配したんだぞ。」
リボーンが心配かぁ…
「アハハ。」
「何だ?突然。」
「似合わないなぁと思ってさ。」
「フンッ……」
リボーンは心配して損をしたとでも言いたそうに部屋から出て行く。
綺麗な夕日だな……。
窓から外を見れば何時の間にか夕方となっている。
世界が違っても同じ色をしてるんだなぁ……。
俺は黒に染まるまで外を見続けていた。
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