未来

□記憶への断罪§
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晴れた日の午後…――


「ねぇリボーん、お茶しない?」

俺に話し掛けてきたツナは笑顔だった。
逆光でそれはとても眩しく見える。

此処はボンゴレの敷地内の庭の一角だ。
薔薇の花が咲き誇る迷路の様な庭の……

「書類はどうしたんだ。」

「会って早々それかよ。ちゃんと終わらせたよ!」

「そうか……」

ツナは部屋から持って来たのかポットをだした。
どうやら此処でお茶をするらしい。

「はい、どうぞ」

「………。」

俺は無言でカップを受け取り一口飲む。
ツナは俺の横に座りこんできた。


こんなに温(のどか)な時間を送るのは久々かもしれない。
こんな時、俺は何時も考えてしまう……










ツナをこの世界に引き入れてしまって良かったのかと……―――







***

ツナの笑顔が俺には眩しかった……。

マフィアの世界に引き入れたのは俺だ。
なのにツナは俺が無理矢理こちらの世界に引き入れたのにも関わらず、俺に何時も笑顔を向けてくる。


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