守りぬく少女
□第8話
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『あ、ソイフォン』
ソ「冥那か」
『なんか毎日修行重ねて
頑張ってるんだね
さすが二番隊隊長』
ソ「かく言う冥那も鍛えているのだろう?暴れるの好きなのだから
それに最近楽しそうに見えるが」
『ふふっまぁね』
最近は冥那が虚園に行くとウルキオラと毎回のように会える
それが嬉しくて仕方ないのであった
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[今日も暴れんのか?冥那]
『ううん、今日はね…』
ウ「…おい」
『あ、ウルキオラ!!!
今日ね、ウルキオラに見せたいものがあるの』
ウ「見せたいものか?」
『見ててね、
彩我ってーつだって!!!』
[…?おぃ、話が読めねぇが…まぁいいか]
『卍解っ
“神風滅尽 黒龍彩我”』
ブオォォォォ─────
『まだウルキオラには私の卍解見せてなかったしねっ』
ウ「見せたいものとは…このことか?」
『違うよっ
見ててね?
“百花・花衣”』
ブワァァァァア
冥那は花弁の羽織に包まれる
『虚園では花は見られないでしょ?
花ってね、綺麗で儚くて
美しいものなんだよ?
ね?』
冥那は羽織から花びらを舞わせる
『“百花・蓮華”』
ピンク色の花びらとオレンジ色の蓮華の花びらが舞い、
辺りを綺麗に彩る
『どう…かな?ウルキオラ』
ウ「胸の辺りがなんだか温まる
生憎俺は感情、いわば心を知らない
それ故この感じをどう表現すべきかは知らん
だが…温かいな
冥那のように」
ドクンッ
冥那は初めて名前を呼ばれたからか
心臓が跳ねるのがわかった
これは…
恋なのか
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