生死をかけて…
□第伍話
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試練を終了し、
学校の校庭に出てきた生徒が
増えていくが
六道黄葉の姿は見当たらない…
ア「ねぇ日向くん
あの扉は?」
三「あぁ、
あれが試練中の扉
オレらが出てきたのが
あっちの印のついた扉な
で、黒くなった扉は
“開かずの扉”
ああなったら最期
蝕の終わりと共に消えるのを待つのみだ」
『私、文字で探してみる…』
ア「私も探してくる」
ノ「私もついていくわっ」
黄葉はどこなの…?
“捜”
『三十郎…あの扉の中…』
三「…六道か?」
『……うん…』
仲間を失う恐怖と助けられない悲しみに怯え始め、
カタカタと震えはじめた璃乃の肩を三十郎がギュッと自分に強く寄せる
『黄葉…っ』
璃乃が強く願った瞬間に開かずの肩から光が漏れた
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