生死をかけて…

□第陸話
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『いただきまーすっっ』

もぐもぐもぐ

三「今日お前の好きなもんばっかだな」

『パスターっドーナツっ
でも私もパセリはムリ…』








“なぁなぁアレだろ?”


“右恥の…”

“アイツ開かずの扉から…”







黄「気のせいかな…みんなに見られてるような…」

三「気のせいじゃねぇよ」

『黄葉が昨日、開かずの扉から出てきたからだよ』

ア「すごかったんだよ六道くん!!!」




黄葉は落ち着かない様子…


でも周りの反応は至って普通

開かずの扉は出るし…
まったくの別人になれるし…

やっぱ普通じゃないなにか…



“探”


黄「な…なんで日向くんまで
そんな目でぼくを見るの…?

しかもなんで璃乃ちゃんは僕に向かって文字使ってるの…?」



三十郎は黄葉をガン見
璃乃はプレートみたいな画面を空中に何枚も出している






「「「こんにちはっ!!!」」」



「はじめましてっ!!!
君、六道くんでしょ!?」




うーわー…きたよ
黄葉の能力を利用して
生き残ろうとする人たち…


まぁ、人間の本能なんて
そんなとこか…



私の文字がまだバレてなくてよかった…





黄葉に寄ってきた3人が“龍”でのことを
事細かに聞き出そうとして

黄葉は困り果てている…



三「あー あの
こいつそこら辺よくわかってねぇからさ

あんま突っ込まないでやって?」

朝「え…だって君の能力なんだろ?」

黄「あっ…うん…なんて言うか…」






璃乃が


キレました…



『はーいっ横から口挟むようですみませんが

黄葉の能力をきくなら名前と同じで

自分の能力から言った方がいいんじゃないかな?

それに
食事中だし黄葉も疲れてるから…


また今度ってことじゃダメ?』



「あ そっか…
ごめんね」











黄「ありがとう璃乃ちゃん」

『ううん、いーよっ』

三「璃乃、文字使っただろ…」

『私の大切な黄葉を困らせて利用しようとして、挙げ句に楽しいディナーを邪魔されて
怒りはピークを迎えてマスのでね…』



“詔”使ってました

天皇のお言葉って要は偉い人の発言だから

従うでしょう

という魂胆で…




『…あと三ちゃんが今、考えてること…すけすけだから…ね?

…ダメだよ?;;』

三「まぁな…」








“次はお天気です”



「あっ」

「天気予報始まった!!!」


「ボリューム上げろ!!!」




みんな天気に敏感になった
とにかく蝕を恐れているのだろう

まぁ死にたくないもんね…











「くっだんね…」








「天気天気ってバッカじゃない?」

「行こうぜ」










『あれって…』

三「4組だろ」

『……大助…?』



黄「璃乃ちゃん、そろそろ部屋に戻ろう?」

ア「…璃乃ちゃん?」



『…うん』






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