るるりら。

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「じゃあ、ホンマに残念やけど…ここでお別れな…!愛しとるでマイエンジェルあーちゃんよ!そしてマイプリンス晃よ!」

「うん、後でね」

「何で関西弁なの、てかそのままどっか行け!お金だけ置いて」

「青葉それは駄目だよ」



クラスがH組という、一人遠くに離れた琴音は大きく手を振って歩いて行った。

一方青葉と晃も軽く返事をしながら自分のクラスへ向かい、それぞれ別れた…―――










所変わってある廊下の壁には、生徒、主に女子が騒ぐ元凶があった。

それは一枚の大きな紙。

そこに書かれていたのは、生徒にとって衝撃的な内容だった。


「男子テニス部に、マネージャーを入れる」



その文字に、廊下中が賑やかになる。
キラキラと目を輝かせるのはもちろん女子。
いつ決められるのかも、条件は何なのかも書いていない。
書いてあるのは一つだけ。


決めるのはテニス部レギュラーだということ。


騒がないように押しとどめる為だと理解するのに時間はかからなかった。
これでは手のつけようがない。
女子は、仕方なく教室に戻って行った。




「あれで良かったんか?」

「あぁ、榊監督が言ったんだから仕方ないだろ。実際人手が足りないのは事実だしな」

「どうやって決めんだ?」

「…媚びないやつ、だな」

「一番見つけにくくね、それ?」




「まぁ、見つけるしかないだろ」

「せやな」

「楽しみだぜ!!」













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