タイガー&バニー《BL》

□『旨そうな桃だな』《タイバニ 兎×虎》
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原案:TIMYさん
脚色:さえ



でお送りします。


それでは重厚な鎧戸を…




開けておはいりください…









ギィィィーッ









バタンッ






ここはほの暗い湿った空気の漂う地下室。

そう、バニーと虎徹の夜ごと行われる秘め事のための特別な部屋。
もちろん、虎徹の母や娘の楓はこの秘密部屋の存在は知りもしない。



虎徹は鍛え抜かれた筋肉をおしげもなく晒した一糸まとわぬ裸体にされているのに対して、バニーは服を着たままの姿。


このことからどちらに主導権があるのか伺い知ることができる。


「バニー、何をするんだ?」


両腕を上にした状態で緊縛されていて、なおかつ不安げな虎徹の目線はバニーの手に握られた熟れた桃に注がれる。



もともと口数が少ないバニーはあまり説明などしないのがまた、虎徹の不安をあおるものの一つでもあった。



「ふふふ、おじさん。震えてますね。怖いんですか?」



「ば、ばか、そんなんじゃねー、そんなんじゃ。」



「無理せず素直になればいいのものを。まあ、これから素直にしてあげますよ。朝までじっくりとね。」



軽く口もとを緩めたバニーは空いている片手で眼鏡をくいっとあげた。



「おじさん、熟れたいい体をしていますよね。僕にはたまりませんよ。特にこの…キュッとしまった尻がなんともいえません。」


バニーの手は虎徹の後ろへ伸びて、しなやかな手が尻を揉みさする。


「あっ…んくっ…」


「おじさん、いつもみたいに声出していいんですよ。ここならどんなにわめいても防音してあるから聞こえませんし。」



「くっ、これくらいでは。」



「そうですか。では…これなら、んっ!」




グチュッ



バニーは持っていた熟れきった桃に力を加え、簡単に形を変えると虎徹の上半身から下へとべとべとに塗りたくり始めた。



「わっ、なんだっバニー!!何をっ…やめろっ…だめだっ!あっ…ああっ…そんなこと…んふぅ…っあっ…、そこはっ…んふうっ…ああっ…」



始めは難色を見せた虎徹もすぐに声がやわらいだ。
首筋から胸を軽く揉まれ、引き締まった脇腹を通り、ぬちゃぬちゃと塗られていく。


「ああっ、バニー…。」



熟れきった桃のむせかえるような匂いとバニーの手の感触にもうろうとなりながら虎徹はされるがままに桃を全身に塗りこめられていく。



「おじさん、そんなとろけ顔して気持ちいいんですね。でもまだまだ早いですよ。」



バニーは桃を塗りながら股間は避けて脚までくまなく塗りつくした。


「ここには別の桃を後から追加してあげますから。」



そういってすでに反り返る虎徹自身を眺めた。


虎徹は高ぶりを触ってももらえず、尖端から雫を滲ませる。




「うっ、いてっ!」


バニーは虎徹の首筋に歯を立ててから、ペロペロと舌先で舐めはじめ、


「んああっ…」


その度 甘い息が半開きの虎徹の唇から洩れる。



「やっ、ああっ…んくっっ」



ジュルジュルと音を立てて虎徹の乳首を攻めるバニーに虎徹はたまらず声をあげる。


「んあっ、だ、だめだっ、そこ…」



「まだまだですよ、おじさん。こんなに体は反応してますけど、僕のペースでやらせてもらいますよ。」


「バニー…もう…触って…」



「どこをです?」



「だから…ああっ…放置してるところ…」



「放置?ああ、すみません。忘れていました。」



わざとらしく言うと、もう一つの熟れた桃を虎徹の顔のすぐそばで潰して汁を飛ばした。



「おじさん、飛ばしたから綺麗にしますよ。」



バニーの熱い唇はは虎徹の額、鼻先、頬、顎、と這い回り、そして最後にやっと唇にたどりついた。


「んんっ…」



唇を塞がれる虎徹はバニーを抱きしめたくても手が自由にならないもどかしさから、一心に与えられた桃の香の唇を貪った。





「んむっんむっ…」



ようやく唇が離れるとバニーは眉を寄せて言った。



「おじさん、そんなに強く吸ったら僕の綺麗な唇が腫れてしまうじゃないですか?これじゃ表を歩けませんよ。」



「みんな俺にやられたとわかってるから照れるなよ。それにヒーローになりゃ隠れんだろ。」



「そういう問題じゃないですよ。これはお仕置きですね。」



バニーの目は妖しく光り、潰した桃をそそり立つ棒に塗り付けた。


「あああっ!!バ、バニー!!!このまま…続けて…」



「そうはいきませんよ。言ったでしょ。お仕置きだって。塗るだけ塗ったんだからいいでしょ。この罰を受けてもらいますよ。」


「何をする気だ!」


クルリと向こうへ向いたバニーの手には炎の点る赤く長いろうそくが。


「え?それを俺に?」


「そうですよ。」


「俺、牛じゃねえから燻製はごめんだ。」



「そんな危ないことはしませんよ。こうするんです。」


バニーは手にしていたろうそくからぽたりと虎徹の肩にろうを落とした。


「あぢっ。うっ、やめてくれ。」



「おじさん、下は反応してますよ。もうひとつ。」




ぽたり



今度は背中へ一滴落とした。


「あぢっ」


「最初より熱くないはずですよ。そのうち慣れてきます。」


ぽたり


ぽたり

ぽたり   ぽたり



「ああ、バニー、もっとやってくれ…」


「しょうがないおじさんだですね。そんなに感じてしまっては罰にならないでしょう。
それより僕はこちらに用が。」


バニーの手は虎徹の尻に伸び、撫で回したり、キスをしたり…。




「今夜こそいいですね。おじさんのここの初めてをもらいますよ。ああ、もういい具合ですよ。」



攻めはだんだんと狭い場所へ及んでいき、バニーはカチャカチャとベルトを外し…後ろから虎徹にピッタリと張り付いた…



「ぎゃぁぁぁぁーっ。」



そしてバニーに後ろから
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