タイガー&バニー《BL》

□《ほろ酔い?》兎×虎
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仕事の合間、虎徹はバーナビーに話しかけた。

「なあバニー、今夜飲みに行かないか?」



「オジサンとですか?」


「そう、二人で。」


「なんで仕事を離れてプライベートでまでオジサンと一緒に行動しなければならないんです。今夜は真っすぐ帰ります。」


「付き合い悪ぃな〜。お前、そんなんじゃ人から可愛がられねぇぞ?」


「僕はそんなことは求めていません。仕事をきっちりしてポイントを稼げたらそれでいいんです。」



「そんな寂しいこと言うなよ。な、たまにはつきあえよ。」


「オジサンもしつこいですね。僕にも予定がありますから。」


「予定?」


「個人的な予定です。余計な詮索は無用にしてください。」


「そうか、そこまで言うなら残念だなあ。せっかくほろ酔いで無防備なオレを見せてやろうと思ったのになあ。」




「予定変更です。オジサンがしつこいから飲みに行ってあげますよ。」


「そうか、バニー!来てくれるか!」



さみしげだった虎徹は顔はパッと輝いた。




その夜



虎徹とバーナビーは連れ立って虎徹の行きつけの飲み屋にきていた。



「お前、何にする?」



「僕はジンライムを」


「オレ、水割り。バニーは普段は飲んだりするのか?」



「僕はあまり外では飲まないですね。オジサンは外で飲むんですか?」



「まあ、たまにな。今度また誘ってやるよ。」



「別にいいですよ。無理に誘わなくても。」


「オレは無理なんかしてないぞ。だからまた来ような。」



「どうしてもと言うのなら。」


二人の会話は終始虎徹ペースでアルコールも進みやがて店を出る頃には…


「オジサン立てますか?ダメですよ、ここで寝ちゃ。」


「う…あ…ん…」


「しょうがないなあ。ほら、僕につかまって。」


ふらついて立ち上がれない虎徹をバーナビーは抱きかかえるようにして店を出た。
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