BLEACH長編夢小説

□Usual daily (いつもの日常)
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空座町 黒崎家のとある平日の朝

時刻 午前7時40分

ピピピピピピピピピピ!!

けたましい音のするアラーム

その音が全く聞こえてなく、ベットで寝ている少女


名前 黒崎杏子


黒崎一護の双子のきょうだい

(起きて!!学校遅刻するよ!!)

杏子の体を揺さぶり、必死で起こそう
とする半透明の少女

「何!?もう少し寝かせてよ…」


髪の色 目の色 共にブラウン


杏子は眠い目を擦り、少し目を開ける。

(はい。これ)

半透明の少女は杏子に現実[時計]を突きつけた。

時刻は7時40分である。

「嘘でしょ!?」

バッ!!
杏子は布団をいきおいよく蹴飛ばし、
制服を出した。

ありえない!!
早く用意しなきゃと杏子は思い、あわ
ただしく制服を着替えた。


職業 高校生


ドタドタター

階段を凄い速さで降る。

きっと、今日階段降りた速さ一番私が速いと杏子は思った。

「ちょっと、なんで起こしてくれなかったの!?」


リビングに降りて来るなり叫ぶ。


「おはよ。杏姉」

「おはよう。杏子お姉ちゃん」

ご飯を食べているのは夏梨

茶碗を洗っているのが遊子

大切な私の双子の妹

「おはよう。夏梨 遊子」

いつも一番に私に挨拶をしてくるお父さんがいない。

ああ、そうだった。

お父さんは研修会に行ったんだ。
「そこの一護!!
どうして起こしてくれなかったの!?」

美味しそうに味噌汁を飲んでいる一護に
杏子言った。

「起こしたよ。
でも、お前が起きなかったんだろ。
俺のこと蹴ってよ」

「一護のこと蹴ったりした?全く記憶に無いけど…」

「俺だけじゃ起きなかった。
だから、そこにいる人達にも手伝ってもらった。
でも、お前はこいつらも蹴飛ばした」

そこにいる人達とは、一護の周りにいる半透
明の人

「で、断念した降りてきた。
でも、お前の近くにいる女の子は最後まで
お前を起こしてくれた。」

さっきから、半透明と言っているが、この者達は生きていない。

ユウレイだ。


特技 ユウレイが見える。


「さあ、杏子置いて俺だけ先にこ!!」

「はあ!?何言ってるの!!一護!!」

杏子はイスを引き、立ち上がる。

「はい。杏子お姉ちゃんご飯ですよ〜ちゃんと座って食べてね」

遊子が朝御飯を持ってきて、杏子は再び座った。

「学校始まるのは8時40分から、
でも、校門は8時半には閉まる…
校門が閉まったら、職員室の目の前の門を通らなければいけない。
そしたら、怒られる可能性が高い…
家から学校に行くのは歩いて15分…」

ぶつぶつと独り言を言いながら、食べている。

「あーもう!!
何度考えても、間に合う方法が見つからない!!
大体、一護が本気で起こしてくれなかったからでしょ!?
もう少し、本気で起こしてよ!!」

杏子はとうとう一護のせいにし始めた。

「ふざけんじゃねえぞ!!
俺は、ちゃんと起こしました!!
起きなかったお前が悪いんだよっ!!」

「一護が悪い!!
地球が丸いのも、ポストが赤いのも一護のせい!!」

「お前なー」

遅刻しそうな日の朝は、いつもけんかが起こる。

「ご馳走様。二人とも遅刻しそうなら、けんかなんかしないで、早く食べた方がいいと思うよ?」

夏梨の呟きは二人の耳にはちっともはいっていなかった。
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