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□秘密
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「どーしたの? 旦那もじもじして」


「な、何でもない」


幸村は佐助から目を反らしながら言った。


「ふうん。じゃあ旦那、俺様はご飯の仕度してくるから」


佐助はヒラヒラと手を振った。


「その、ま、待て! 佐助」


「どーしたの? 旦那ったら」


「その、お前は」


「お前は?」


「しっ、しっ」


「しっ?」


「下に履いておる袴の股が開いておるとは本当か!?」


「うーん。じゃあ旦那自身で確かめてみる?」


「な、な、な、破廉恥だぞ! 佐助」


「でも本当は見たいんでしょ?」


「そ、そんなことはない」


「ふふーん。じゃあ、お仕事終わったら部屋で待ってるから。早くおいで。見せるだけじゃなくて、色々したげる」


「は、は、破廉恥だぞー!」










 

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